紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色 (角川文庫)
紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色 (角川文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
“温故知新”という言葉がピッタリはまるほしおさなえ作品。活版印刷三日月堂と完全リンク。三日月堂の弓子さん登場にテンションあがりましたね。でも、あくまでも三日月堂は脇役。紙屋ふじさき記念館はというと、ちょっと危ない事態になってる。このシリーズの終わりが見えてきたかな。それは置いといて、回遊魚のように巡り巡って古き良い物が、再び注目される。和紙はもちろん古き良い物が、今の世知辛い世の中の癒やしになってくれている。どう説明したらいいのかわからないけど、この歳で物語を通して何かを学んだ。
2021/11/06
寂しがり屋の狼さん
シリーズ4作目📚今回は、【活版印刷 三日月堂】でアルバイトをしている『天野 楓』ちゃんが百花の大学の後輩として登場❗コレはテンション上がりますよ❗(≧▽≦)「どこにいたって、必死にならないと生き残れない。だったら好きなこと、夢中になれるものを選んだ方がいい。でも、ひとりではなにもできないから、信じられる人といっしよに働きたい」楓ちゃんの言葉に感銘。
2023/08/28
シナモン
シリーズ4冊目。川越の三日月堂が登場。ちらっとくらいかなと思ったらがっつりコラボで嬉しかった。落ち着いた雰囲気、やっぱり良いですね。だんだん自信をつけてきた百花の成長が微笑ましい。もうバイトの域越えてる感じ。凄いなぁ。藤崎さんも変わってきたし、人との縁って大切だな。「心が目減りしないように…」という言葉が印象に残りました。ペーパーレスの時代の記念館の未来と百花の将来。続きが楽しみです。
2021/09/28
mariya926
『活字印刷三日月堂』とリンクしました!弓子さんもかも登場で、天野さんが同じ大学に入学し、なんとサークルで三日月堂で活字を試す事もします。三日月堂とのリンクは知らない人が結構多いのでは?と思っています。記念館の建物が壊された時がタイムリミットですが、サイトを作ったり、ワークショップをしたりして、建物がなくても継続できる方法を模索します。『どこにいたって必死にならなければ生き残れない、だったら好きなこと、夢中になれるものを選んだ方がいい』発売されているのはここまでですが、まだ続きそうです。
2021/12/19
のぶ
お気に入りのシリーズなので、今までの流れが引き継がれていて嬉しかった。本作でも紙やインクに染色等の蘊蓄が込められていて楽しかった。主人公の吉野百花は大学で所属する小冊子研究会の新入部員の獲得に奔走していた。どうにか5人の部員が入る事になり、サークルの新歓を川越にすることにして、観光した後、活版印刷三日月堂を訪れ、弓子さんとも再開する事ができた。三日月堂のシリーズとリンクしているのも良かった。以上は三つの話の最初。その先いろいろな企画を立ち上げ、紙屋ふじさき記念館の存続の物語になった。この先どうなるのか?
2021/09/13
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