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使徒の聖域 (角川文庫)

使徒の聖域 (角川文庫)

使徒の聖域 (角川文庫)

作家
森晶麿
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-09-18
ISBN
9784041116210
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使徒の聖域 (角川文庫) / 感想・レビュー

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Ayako

読んでいて、落ち着かない気持ちになる小説だった。その原因を特定できないままにラストへと向かい、読後もそれが完全に解消されたとは言い難いもやもやとしたものが残った。サイコものが好きな人にはおすすめ。たくさん張られた伏線に後から気付いたので、もう一度最初から読み直したい気持ちになった。タイトルについては、他の方も指摘していたが、改題前の「毒よりもなお」の方が作風に合っているように思う。

2022/01/17

練りようかん

心理カウンセラーは対応した少女をきっかけにかつて関心を持った犯罪者予備軍を思い出す。首絞めで出会った2人、父親の2面性、評判を落とした2年前の事件。2という数字が何か鍵を握ってるのかと思わせ、『ハンニバル』やフジファブリックが物語の端っこを綴じ合わせて、過去と現在を行き来する展開は閉塞感をつのらせた。解説で杉江松恋氏が書かれている通り違和感が面白いと感じるポイントで、毒シチュー事件と実在のそれの日付の違いはかなり引っかかり、犯行分析が滑らかすぎて言葉にならぬ何かおかしいザワザワが楽しかった。

2024/08/13

ツバサ

終始違和感がつきまとう物語で、その違和感が明かされても苦い後味。不気味だけど、惹きつけられるものがありました。

2021/09/25

湊-みなと-

ずっと不快だった…不快の理由が読了後も分からず、解説を読んで腑に落ちる。そう…違和感だ。詳細はネタバレになりそうなので割愛。最後にその違和感が解消されスッキリ。誰かの存在や創作物などで救済されることはあるかもしれないが、それはあくまでも受け取った側の捉え方次第。自分が他者を救済できるという考え方は傲慢で独善的、そんな事を思った。また快楽の定義についても改めて考えさせられた。現実にクソ親はごまんといるだろうが作品に出てくる親は極端すぎて逆にリアリティさが欠如。あと何故厨二なタイトルに改題した?

2021/10/17

ドットジェピー

不気味ですが面白かったです

2021/10/07

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