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千里眼 ノン=クオリアの終焉 (角川文庫)

千里眼 ノン=クオリアの終焉 (角川文庫)

千里眼 ノン=クオリアの終焉 (角川文庫)

作家
松岡圭祐
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-07-16
ISBN
9784041116296
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千里眼 ノン=クオリアの終焉 (角川文庫) / 感想・レビュー

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よっち

最新鋭戦闘機の奪取事件により未曾有の被害に見舞われた日本。その復興が始まった矢先、メフィスト・コンサルティングと敵対するノン=クオリアの影が世界に忍びよる第三十三弾。機先を制するために香港に渡った美由紀、既存の秩序を否定し地球規模の驚異となるノン=クオリア。怒涛の勢いで各国政府があっさりと制圧されてしまう展開には驚かされましたが、それでもギリギリの状況の連続でも仲間たちを見捨てず、絶望的な状況の中でも残されたかすかな希望を信じて最後まで諦めない美由紀が、もたらしてくれた結末にはぐっと来るものがありました。

2021/08/17

Yunemo

まだまだ岬美由紀のイメージが戻らぬままに。頭の中は作者がつくりだしたヒロイン達で朦朧としている状況。前作もそうだったけど、ここまで日本が世界が破壊された状況を思い描き切れぬまま。メフィスト対ノンクオリアが世界制覇への道となり、阻止するのが岬美由紀という構図で展開するんだけど、無茶さ加減も極まり過ぎ。だから壮大なエンタメとして捉えていますが、自身の範疇をとうに飛び越えてます。セスナ機から翼を通じての移動、考えられますか。著者の得意とする薀蓄、そこら中に散らばっていて、納得感とウザイ感の二つの意識も相俟って。

2021/07/25

ひさか

2021年7月角川文庫刊。書下ろし。千里眼・新シリーズ12作目。焦土と化した日本から香港へと場所を移して、岬美由紀の超人的な戦いと活躍が続く。ノン=クオリアメンバーとの過酷な戦いが興味深い。岬美由紀の超人度にますます磨きがかかり、誰が味方で誰が敵かというサスペンスタッチが際立ちます。香港を牛耳る中国の人民解放軍や、戦闘AIのマヌケな扱いも小気味よく、松岡節全開です。

2021/08/23

綾@新潮部

ノン=クオリアの終焉ってちゃんと書いてあるのに、勝手に千里眼の最終巻だと思っていた。が、まだまだ続きそうな感じ。今作での舞台は中国。メフィストと対立するノン=クオリアと岬美由紀の対決。段々とスケールが大きくなっていき、これ大丈夫?ぐらい大きくなっているが……。ところどころに真実らしき事が紛れ込んでいるからか、スケールは大きいけど完全に荒唐無稽とまでは言えない所がうまいよね。こうなってくると初期の千里眼を読みたくなるんだよなぁ。手元にないからまいったな。

2022/03/19

yamatenodolphine

岬美由紀シリーズ最新作。本作ではついに起きたメフィストとノン・クオリアの対決に美由紀たちが巻き込まれるのですが、その発端の地が一昨年まで居た香港!まだ鮮明に記憶が残っている香港のあちこちをノン・クオリアが制圧していく場面を思い浮かべながら、梁半塘に着くまでは楽しく読み進めてました。後半戦はいつもの通り荒唐無稽な展開で、美由紀の勝利を信じてはいるものの誰が裏切り者なのかドキドキしながらの読書でした。美由紀とメフィストの関係性が若干変わった気がするので、次回作がどういうアプローチになるのか楽しみになりました。

2021/10/15

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