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丹吉

丹吉

丹吉

作家
松村進吉
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-07-04
ISBN
9784041117163
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丹吉 / 感想・レビュー

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chuji

久喜市立中央図書館の本。2022年7月初版。初出「怪と幽」2019年12月号、21ね4月号、22年4月号と書き下ろし五章。令和の化け狸【丹吉】譚。

2022/09/20

れいら

僕らからしたら完全にオッサンな化け狸。 ていうかただのオッサンに近い。 各章、シリアスな展開に覆い被さるようなコミカルさ。 パラパラめくった一見は時代小説の皮を被っているように思えるが、内容は現代の妖怪事情がテーマ。 昔は跋扈していた妖怪だったが、現代は幽霊に覇権を握られてしまう。 それは語るものがいなくなり、信じるものがいなくなったから。 要所要所に悲壮感が漂うように見えるのは人間のエゴなのか。

2022/08/25

nonbiri nonta

丹吉は阿波(徳島)の化け狸の生き残り。悪行のせいで永年封印されていたが令和の世に復活した。 小さな社に宿るかわいい弁財天の神使い見習いとして神使いの蛇や出雲の神使いで修業中の兎とともにかつての仲間たちと再会し決戦に挑む。 楽しいお話でした。

2022/09/21

よう

かつて恐れられていた化け狸や妖怪も人間が忘れてしまえば存在しなくなる。闇がなくなり様々なことが明らかになった現代においてはもはや物語のなかでしか生きられないのかもしれない。

2022/09/10

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