ふれあいサンドイッチ
ふれあいサンドイッチ / 感想・レビュー
のぶ
「めぐり逢いサンドイッチ」「語らいサンドイッチ」ときて本作がシリーズの三作目。舞台は変わらずピクニック・バスケット。主人公である清水笹子・蕗子の姉妹や常連の小野寺さん。かわばたパンの川端さん。笹子の飼い猫のコゲ。それぞれの登場人物に馴染んできた気がする。店には悩める人たちがやってきて、おなかも心も満たされていく。シリーズの前作を読んだ時にも感じたが、古内さんの「マカン・マラン」に似ているが、この本には独特の明るさがあって、読んでいても爽やかな気持ちになってくる。これからも続いて欲しいシリーズだ。
2023/04/14
Karl Heintz Schneider
「めぐり逢いサンドイッチ」「語らいサンドイッチ」に続く、谷瑞恵さんのサンドイッチシリーズ第三弾。大阪、靭公園の近くのサンドイッチ専門店「ピクニック・バスケット」おっとりした姉・笹子としっかり者の妹・蕗子、姉妹二人で店を切り盛りしている。作品全体を通して、ゆるやかな空気が流れている。大きな事件は起こらないし、極悪人も出てこない。休日の午後にコーヒー片手に、ゆったりした気持ちで読みたい一冊だ。うっかり、そのまま寝落ちしてしまって、あら、もうこんな時間?・・・みたいな。本好きにとっては一番幸せな時間。
2023/04/23
松本ぼんぼん
サンドイッチ、第3弾! 1話1話癒やされます。 蕗ちゃんと川端さん、うまくいきそうで、次回作がたのしみです。 しかし、読後、本当にパンが食べたくなります‼️
2023/04/17
おしゃべりメガネ
「サンドイッチ」シリーズもなんだかんだで3作目となりました。今作も相変わらず期待を裏切らない美味しそうなサンドイッチがずらりと登場します。今作も料理の描写はもちろん、人間模様もしっかりと書かれていてステキなドラマとしても楽しむコトができます。種類豊富なサンドイッチ店を営む姉妹と彼女たちと関わる常連客や関係者とのほっこりとしたやりとりも読んでいてキモチが穏やかになれます。姉妹それぞれに気になる方との関係もちょっとは変わってきてる感じもシリーズならではの展開かなと。サンドイッチ好きにはたまらない作品ですね。
2023/04/21
ひさか
2023年3月角川書店刊。書き下ろし。巡りあい、語らい、ふれあい、と続いてきたシリーズの3作目はふれあい。『い』が3つ続きました。4つ目も『い』かも。魔法の種、わたしのお気に入り、ハートがつなぐ、驚きのパン、マダムとムッシュ、の5つの連作短編。人と人との関係、人と物事の関係、人の行動と言動、というものの謎や気になることを蕗ちゃんを主軸にして展開していくのが今巻の趣向かな。身近なできごとをさり気なく、でも、あるある感いっぱいで語ってあるのが心地よいです。
2023/06/02
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