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文豪と怪奇

文豪と怪奇

文豪と怪奇

作家
東雅夫
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-11-30
ISBN
9784041117347
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文豪と怪奇 / 感想・レビュー

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モリータ

◆『幽と怪』2019-2022年連載「文豪たちの幽と怪』を基に2022年KADOKAWA刊。◆「古今の文豪たちと、かれらが遭遇した、超自然的な怪奇の世界との関わりを、ひたひたと、惻惻と、追求した特異な書物である(4頁)」。「おばけずき」の各作家(下記)につき、評論・作品抜粋・評伝の三部構成で紹介。◆鏡花、芥川、漱石、小泉八雲、小川未明、岡本綺堂、佐藤春夫、林芙美子、太宰、澁澤龍彦。◆芥川「ピアノ」を扱った授業のついでに読む。

2023/10/12

海猫兄弟

泉鏡花から澁澤龍彦まで十人の文豪の怪奇にまつわるイントロ本。断トツで面白かったのが岡本綺堂の章。今を時めく麻布台ヒルズ付近には暗闇坂、狐坂、狸穴坂という地名が残っているが、綺堂は「狸坂くらやみ坂や秋の暮」などと寂寥感満載の句を残している。夜になると路端に捨児が泣いている。可哀想だと抱こうものなら、なんとはなしに狸坂まで連れてこられる。何だかやけに重い赤ん坊だと、気づいてみれば泥だらけの地蔵様を抱いていたのだからたまらない。これが大評判となり地名の由来となったそうで、この大らかさとユーモアに思いを馳せる。

2024/09/23

じじちょん

泉鏡花、小泉八雲、芥川龍之介、太宰治など明治~大正時代の文豪の怪奇物と当時の時代背景など紹介している本。岡本綺堂と佐藤春夫がもともと好きなので、掲載されていて嬉しかった。あの時代の文学ってとっつきにくいけど、読むとっかかりになりそう。

2023/02/25

takao

ふむ

2023/12/27

森野あやめ

帯に「あの文豪も『おばけ』ずき!」なる一文。 泉鏡花や小泉八雲は全く以外ではないが(というか鏡花から「おばけ」を取ったら残るのは「御婦人」くらいだろう)太宰治、夏目漱石等はほう!という印象。 未読の作家だがイメージとして全く「おばけ」とは関係ないと思っていた林芙美子の名が上がったことには驚いた。 小川未明は知らずに子供の頃触れていた作家だった。 それにしても東雅夫氏のコメントが一々可愛い。

2023/06/06

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