咳をしても一人と一匹 (角川文庫)
咳をしても一人と一匹 (角川文庫) / 感想・レビュー
mae.dat
尾崎放哉へのリスペクト返歌タイトル( ¨̮ )。まぁ、当然乍ら自由律的なものは無く。女王様しいちゃんと、おかあちゃん兼乳母兼僕(しもべ)の群さんの日常エッセイ。仔猫の時に保護し、その頃から成猫にも負けない位に勝気が優っていた様です。でもその辺りは殆ど触れられず。「しいがご近所最強のメスネコではなくなった日」以降の12歳からの話。女王様っぷりは徹底していて、群さんに対しては強情で手を焼きます。家やタクシーでは大暴れなのに、病院、お医者の前ではそれこそ猫っかぶりになるの可愛い( ¨̮ )。長生きしてねー。
2022/11/19
ちゃとら
群ようこさんと19歳の飼い猫、しいとの暮らし。しいが昨日まで好きだったご飯を突然食べなくなる話に、あるある!わかるわ〜と共感したが、群さんはその対策にトレイに色々な種類を少しずつ入れて猫ご飯懐石に💦それだけで1日千円位かかっているとか😱ずっと一緒にいて言葉もかなり理解している猫。しいは女王様、群さんは乳母の関係に。歳と共に離れるのを嫌いベッタリになってくるしい。2時間おきに起こしにきて大声で鳴く。本気で怒れば少し態度は変わるが、半沢直樹の倍返しに🤣しいが旅立ったら群さん大丈夫かしら心配です。
2021/12/08
あつこんぐ
お風呂のお供本。毎日猫動画で癒されている私。子供達が独立し、猫の嫌いな旦那が施設に入るか死別するかで一人暮らしになったら猫と暮らしたいなぁと思ってましたが、この本を読むと「いやー、時々猫カフェに行くくらいでいいかなぁ」と思いました。子育てと同じくらいというかそれ以上に大変そう。でも、可愛く「にゃん」と鳴かれたら大変さも帳消しになるんでしょうね。しいちゃんは良い飼い主さんに出会えて幸せな猫生だったと思います。しいちゃんみたいに幸せな猫ちゃんが沢山いる世の中になりますように。
2021/11/09
楽駿@新潮部
品川図書館本。【にゃんこまつり2024】群氏の愛猫の高齢女王様猫、しいちゃんと、下僕化した群さんとの生活の綴る。しいちゃんは、怒りん坊らしい。自分の求めに応じて、下僕が直ぐに行動しないと、抗議の訴えをする。基本猫は、自分の求めに忠実なので、その気持ちはよく解る。早朝だろうが、夜中だろうが、自分が起きたい時には起きるし、構って欲しい時には下僕を起こす。我が家は、以前は、かわいい声で鳴いても起きないと、そっと、肉球ハンコを顔に押した。最近は、何回も起きるまで押し付けてくるようになった。将来はしいちゃん化?→
2024/02/21
Roko
「しいちゃん」は超マイペース、超自分ファーストな女王様気質の猫です。食物も、寝る場所も、いろんなことを試行錯誤しても、しいちゃんは「こんなのいらない」って知らん顔。夜中に突然起こしに来たり、群さんはいつも振り回されっぱなし。女王様にこき使われる乳母になってしまったけど、毎日大変~!という割には嫌がっていないから、実はMな性格ではないかと推察してしまいます。尾崎放哉の「咳をしても一人」は、何とも言えない孤独を感じる句ですけど、猫が一匹いるだけで孤独感は全くなくなってしまうのですね。#カドブン2022
2022/07/05
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