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煉獄の獅子たち (角川文庫)

煉獄の獅子たち (角川文庫)

煉獄の獅子たち (角川文庫)

作家
深町秋生
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-06-10
ISBN
9784041119402
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煉獄の獅子たち (角川文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

「ヘルドックス」で知り得なかった事を補強してくれるような重厚な一冊。時系列的には“前日譚”と呼べる物語。 前作同様に出てくる人物全員が極悪人ばかりだが、物語が進む程に奥深さが増していき、読者自身を修羅の道へと引き摺り込んでいく様な錯覚すら覚えてしまう。そこに救いなんて言葉は微塵もなく騙されたら死が待つのみ。天国にも行けず地獄にすら堕ちれない…。煉獄の狭間で犇めく獅子たちが抱える信念を貫き通し、輝きが放たれる一瞬を求めて死んでいく様は鮮やかであった。その最たる人物はやはり“阿内”になるのではないだろうか。

2024/10/27

H!deking

地獄の犬たちの前日譚ですね。犬たちでは深く語られなかった大事な部分が掘り下げられています。いやーそれにしても我妻の彼女のくだりがエグいですね。俺も騙される自信があります(笑)勝一はそうだったのね。それを踏まえて犬も再読するかなー!映画楽しみ!

2022/06/21

アッシュ姉

ヘルドッグス第二弾。続きが読みたいのに前日譚か~と最初に思った自分を叱り飛ばしたい。いやいやめちゃめちゃ面白かった。見どころ満載、読み応え抜群。これずっと読んでいられるやつ!じっくり堪能できて大満足。前日譚がもともと構想としてあったのか、あとから膨らませたのか気になるところだが、いずれにせよ緻密な構成で人物造形も深い。シリーズを書いているときの深町さんの精神状態はいかなるものだったか、興味は尽きない。背景とともに世界観が広がって第三弾がますます楽しみに。その前に早くも『地獄の犬たち』を読み返したくなる。

2022/09/19

はれひめ

既読の『ヘルドッグス』に加えて映画も観たばっかり。室岡〜っ‼︎の余韻も加わりどっぷりノワールに浸れた。こちらを読むことで十朱、阿内、勝一の肉付けが出来た。相変わらず三國は嫌われ者だし。もはや警官もヤクザも同族。純朴訛りの我妻を潜りをもっと見たかった。織内と我妻のストーリーは兼高に比べて地味かと侮って失礼しました。読書は非日常を味わえる貴重な時間だと再確認。

2023/02/10

ピロ麻呂

ヘルドックスがおもしろすぎて、続編にはそれほど期待していなかったけど、スゴいストーリー展開でした😆相変わらずバトルシーンは迫力あり、警察とヤクザの騙し合い、まさかこの人がスパイだなんて😢結末も予想外。おもしろかった🎵

2022/10/05

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