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犬ほど素敵な商売はない (角川文庫)

犬ほど素敵な商売はない (角川文庫)

犬ほど素敵な商売はない (角川文庫)

作家
榎田尤利
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-05-24
ISBN
9784041119686
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犬ほど素敵な商売はない (角川文庫) / 感想・レビュー

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Yuri

作家さん読み。タイトル通り、イヌとして雇われたユキと轡田。距離が縮まるまでヤキモキしながら続きが気になって、文字通りの一気読み。100冊記念の書き下ろしにも登場してたCPなので、そっちも読み直します~!

2022/05/28

じぇりい

独占欲の強い愛したがりの主人と愛される喜びを知った犬。お互いの求めるものがぴったりとはまって、側から見ると不毛な関係に見えてもそれは立派な愛情なのだ。熱を出した倖生がそれでも犬として振る舞おうとするいじらしさよ。

2022/08/20

chisarunn

たしか20年くらい前に出たスタンダードなBLだが角川文庫で再登場。他に一冊はもう出ていて、あと一冊合計三冊出るらしいが、今さら角川で出る意味がわからん、でも出版社の事情があるんだろうね。読者としては魚住くんテイストの残った榎田尤利を新しい文庫で読めるのは嬉しいぞ。

2022/09/04

beniko

旧版未読。美しい容姿ながら自分をろくでなしだと思っている倖生は知り合いに紹介された仕事で「犬」として轡田という金持ちの男のもとに派遣される。飼い主とペット「ごっこ」ではなく、比喩でもなく「犬」になるというのは、倖生も最初は抵抗したように、人間として尊厳を踏みにじっていると思う。倖生に強いる分、轡田も徹して自分の犬を大事にする。次第に倖生は轡田の犬としての幸福を感じるようになるが、それは倖生だからこそで、倖生と轡田がお互いでなければ得られない愛情を結んでいく過程にゾクゾクした。視線は愛情なのだと感じた。

2023/04/18

gelatin

★★★★ (BLです) BLなんですけどね、大事なのはそこじゃなかった。もちろんBLの文脈じゃないと語れない部分もあるので、そこが実に巧いところなんだが、ともかくディテールが良くて、川尻こだま風に言えば、あたしゃ泣いたよ。まず、犬ね。躾の途中からリアル犬で脳内再生されちゃって涙出るね。それから、主人公の、母親についての理解の変化ね。最後近くのガラスの破片の比喩、あれ、すごくない?そうやって乗り越えて行くのかなって思ったら、やっぱり涙出るね。いいBLかと問われると迷うけど面白かったのは間違いない。

2022/05/30

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