四畳半タイムマシンブルース (角川文庫)
四畳半タイムマシンブルース (角川文庫) / 感想・レビュー
はっせー
森見登美彦さんが好きな人やサマータイムマシンブルースが好きな人に読んでほしい本になっている!四畳半の世界観にサマータイムマシンブルースの要素を足した感じの本である。甘酸っぱいようで苦い。発酵なのか腐敗なのかその微妙なラインを森見さんはいつも付いてくる。いやー何度読んでも面白い。四畳半の登場人物がタイムマシンを使ってくだらないことをする。そのくだらないことが歴史の改変に繋がるとはつゆ知らず。でもやっぱり最後はしっかりとまとめてくれる。そんな良さを感じられた!また森見さんの本が読みたくなった~
2023/03/02
rico
あ、暑苦しい・・・!冒頭から上半身裸の男子大学生が、狭苦しい四畳半でだらだら汗流してる・・・。8月までとっておきたかったけど、リアルにあまり暑いんで、ええい、暑さをもって暑さを制すって1か月フライング。せっかくのタイムマシンなのに、壊れたエアコンのリモコンのために昨日と今日を行ったり来たりって、せこすぎないか。それで世界が破滅って、いきなり壮大すぎないか。昨日の阿呆と今日の阿呆が入り乱れ、カオスの果ての大団円。はいはい、良かったね。「成就した恋」の話、語ってもらわなくていいです(笑)青春は暑苦しい!!
2023/07/16
あきぽん
もりみ判「ドラえもん」。普通の小学生達→京大生に変換してより難解でシュールにした感じ。お笑い芸人達がものすごく頭を使ってどあほうを演じているように、ものすごく頭のいい森見氏の書くどあほうな小説は、はまる人はどはまりするんだろうな。自分はそこまで嵌らないけど、こういうの普通に好きです。
2022/08/09
Willie the Wildcat
友情、恋愛、冒険など、笑いと涙の青春群像劇。オープンスペースのドラえもん型でワイガヤ?!昨日と今日が入り交り、謎が1つずつ解消され、ホロリとする〆。カギはラップ、伏線はケチャ!?振り返ると、結局不要だったともいえる先端機器を、これでもかと無駄に使い倒す泥臭さ。登場人物たち1人1人の個性がとても活かされているからこそ、本著の笑いの神髄となっている感。因みに、”師匠”と親友は、どうにも実在の映画監督の名字という気がしてならなかった。
2023/07/20
クプクプ
私は、映画「サマータイムマシン・ブルース」を先に見ていたので退屈な読書になるかと思って心配しましたが、かえって面白い方向へ向かいました。映像を見るように読書が進み、「焼き飯」という言葉が出てきたときに、私のある記憶がよみがえりました。それは今から約25年前の私が20代の頃、関東から夜行バスに乗って三重県を昆虫採集の旅行に訪れた経験です。宿泊していたビジネスホテルから夕飯を食べに近くの中華料理屋へ通い、メニューに「焼き飯」を見つけ、女性の店員さんに、これをください、と注文したときに関西ではチャーハン(つづく
2022/06/18
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