明日はきっと お仕事小説アンソロジー (角川文庫)
明日はきっと お仕事小説アンソロジー (角川文庫) / 感想・レビュー
yuyu
お仕事小説のアンソロジー。働くことは辛い。働くことは楽しい。仕事があることのありがたさは、仕事がなくなってわかるのかもしれない。空港に勤務する旅行会社職員、労働基準監督官、校閲者・・・、いろんな職業があり、そこで働く人しかわからないことがある。そんな小さな秘密を垣間見たような感じ。旅行会社職員の「あやぽん」が一番面白かった。さあ、私も負けずに頑張って働こう!
2022/08/08
ひさか
別册文藝春秋2007年3月号新野剛志笑って,笑って、2012年1月双葉社沢村凜ディーセント・ワーク・ガーディアンから部下の迷い、KADOKAWA2014年3月宮木あや子校閲ガールから校閲ガール!、小説すばる2010年3月号久保寺健彦仕事の仕事、東京創元社2005年5月坂木司切れない糸にからグッドバイからはじめよう、の5つの短編を2022年1月角川文庫刊。沢村さんの話が楽しく面白い。堺さんの解説がトボケていて楽しい。少しマトハズレかも。
2022/04/30
のんちゃん
お仕事小説アンソロジー。5編所収のうち、1編はドラマ化されたものを視聴、なんと、あと4編も既読だった😅私は再読という行為をあまりしない。一冊でも多く未読の作品を読みたいからだ。でも今回、再読でも、物語を初読の時同様に味わう事ができ、再読もいいものだなぁと感じた。題名の『明日はきっと』の通り、人生前向きになれるラインアップのアンソロジー。
2022/04/13
タルシル📖ヨムノスキー
図らずも空港勤務になってしまった旅行会社社員、労働基準監督官、出版社の校閲係、ハローワーク職員、クリーニング店店員というちょっと地味(ごめんなさい)な職業を集めたお仕事アンソロジー。編者が〝この経済小説がおもしろい〟の著者と聞いて納得。後書きを読むと「お仕事小説とは?」とか、「お仕事小説を読む効能は?」みたいな疑問にビシッと答えを出してくれる。校閲ガール以外は初読みで、特に気になったのが新人労働基準監督官を、指導する上司から見た話の「部下の迷い」。結論!どの仕事にも共通して大切なキーワードは「笑顔!」。
2022/08/16
おいしゃん
お仕事小説のアンソロジー。「あぽやん」と「校閲ガール」は再読だったが、やはり良かった!労働基準監督官の話も、この職業に就けば良かった、と思わせてくれる面白さ。それにしてもマイナー大学の学長による、なんの捻りもない解説が、最後の余韻を消してしまったのがやや残念。
2022/02/04
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