KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

そして誰も死ななかった (角川文庫)

そして誰も死ななかった (角川文庫)

そして誰も死ななかった (角川文庫)

作家
白井智之
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-01-21
ISBN
9784041121627
amazonで購入する Kindle版を購入する

そして誰も死ななかった (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ナルピーチ

初読の白井先生。なるほど、これが白井ワールドか。噂に違わぬ強烈なインパクト!想像するだけで悶絶必死に阿鼻叫喚🤢これはある意味で映像化しちゃNGな作品なのである…。絶海の孤島に集まった5人の推理作家たちによる不可解極まりない惨劇はとにかくグロかった…。でもそれだけじゃない。ミステリーとしても二転三転とするロジックに脳内大混乱🤯死んでいる?!死んでない?!一体どっちなの‼️と、そのぶっ飛んだ設定で進む物語は、まさしく新世代の『そして誰もいなくなった』に相応しい内容!新感覚の読後感でした🤮

2022/08/15

H!deking

もうね、めちゃくちゃです。推理小説の大前提とかはすべて無視です笑 でも面白いんだよなー。気付けばなんか癖になる笑 重箱の隅を突けば論理が破綻しているような箇所もあるかもしれないけど、この作品はそういうの無しで楽しみましょう笑

2023/11/15

HANA

孤島に集められた登場人物たちが一人、また一人と殺されていく…。これだけを読むとありふれたクローズドサークルなのだが、流石は特殊設定の名手でそこからが本番となっている。グロさを持つ割には地の文が面白く、ゲラゲラ笑いながら読む。特に死体発見のシーン大笑いし、解決の一部分では「盆回り」が脳内再生される始末。ただミステリの部分は流石に骨子がしっかりしている。ラストは極めて複雑で、某有名ミステリのトリックを連想させられるし。××された人間が××するというミステリには名作が多いと思うが、本書も紛れもなくそれであった。

2024/05/03

キンモクセイ

絶海の孤島に集まった5人の推理作家。覆面作家に招待され天城館に集まるのだが、クルーザーの故障により帰りの燃料がない。まさに王道ミステリー。その島で繰り広げられる殺人で次々と死んでいく...と思ったらこれは新しい展開。そんなことあるか?と思うが、ここでは何でもアリだ。グロ描写が大丈夫でブラックだけど、ミステリーが好きなら読んでみてほしいな。でも王道ミステリーをこよなく愛する人はこれを読んだらどう感じるのだろう?と疑問に思うけど。一番困ったのは登場人物の名前の読み方。メモって何度も確認しながら読んだけど。

2022/02/04

みや

単行本既読。展開も結末も知っているのに、なぜこんなにも面白いのか。起こる事象、見せ方、文章、遍く面白い。多重解決の繰り返しで選択肢は減っていき、「これはもう無理だよ…」と絶望するほど酷い状況なのに、論理を積み重ねて犯人をたった一人に絞る手腕は本当に華麗で美しい。大胆すぎるイラストには爆笑した。ボツ案も含めてぶっ飛んだトリックの数々、ゲスな動機も大好き。想像力をフル回転させて、情景を思い描くと興奮が止まらない。視覚でも読書を楽しんだ。読書中はニヤニヤ笑えて、読後は幸せに満たされる。生きる活力を貰える怪作。

2023/06/08

感想・レビューをもっと見る