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モノノ怪 執 (角川文庫)

モノノ怪 執 (角川文庫)

モノノ怪 執 (角川文庫)

作家
仁木英之
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-06-10
ISBN
9784041121641
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モノノ怪 執 (角川文庫) / 感想・レビュー

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めんつゆ

つい購入。原作には当時かなり熱中した記憶が。面白かったが率直に言えばやはり何か物足りないような、内容や薬売りのキャラクターからみても(スピンオフとはいえ)原作との距離を感じずにはいられないような印象。逆に言えば原作にどれだけ魅力を感じていたのかということでもあり、それでも一貫して残る「モノノ怪を斬るためだけにそこにいる」という薬売り存在の超然的ストイックさとその求心力が浮かび上がるように思い出す。その意味では「文車妖妃」の最終盤の異様さ(色々な意味で)が良い味出してると思った次第

2022/10/18

ちいこ

独特の世界観ゆえに、物凄く読みにくかった。もう少し薬売りさんを出してほしかったなぁ…。

2022/07/01

高宮朱雀

モノノ怪のスピンオフ版という。アニメの方を良く覚えていなかった事もあり、また違う楽しみ方の出来た一冊だった。 形・真・理、全てが揃わなければ斬れないと常々、薬売りは口にしているが、今著のタイトルにもなっている執の字の通り、人の持つ強欲さや驕り、現在で言うマウンティングなど表立っては見えにくい穢れが次々と剥がれて行く姿は圧巻。 俗に言われる一皮剥けたという事になるのだろうが、人は慣性の生き物なので、喉元過ぎれば同じ事を繰り返さないとも限らない。そういう意味では少し気掛かりであり、意味深な終わり方。

2022/06/27

ぬ。

薬売りさんのモノノ怪討伐お仕事小説。本作では薬売りさんはひたすら脇役に徹しているけれど、普段のお仕事はこんな感じで、自身がその本筋にも深く入り込んで、とりわけ見た目が派手なエピソードが映像作品として採用されてるのかな。『妖〜ayakashi〜』と『モノノ怪』の化猫然り、『モノノ怪』と本作ののっぺらぼう(ぬっぺらほふ)然り、当然のことではあるけど、時と場所と人が違えば、怪異の本質も全く別物になるのおもしろい。「皆々様の真と、理、お聞かせ願いたく候」も「解き、放つ」も「トキハナツー!」も聞けなくて物足りない。

2022/07/05

ゆうこ

映像作品を文章にするのは難しいだろうなぁと感じた。退魔の剣を振るう薬売りの姿「かちん、と柄頭の獅子が歯を嚙み鳴らした。褐色の肌に浮き出るのは金色の蛇紋。瞳は紅へ、髪は銀へと色を変える。そして手には巨大な剣が握られている・・・」と書かれても、どのような姿を想像していいのかわからない。読む人を選ぶように思います。

2022/06/14

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