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コープス・ハント (角川文庫)

コープス・ハント (角川文庫)

コープス・ハント (角川文庫)

作家
下村敦史
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-02-22
ISBN
9784041122495
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コープス・ハント (角川文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

2つの視点を軸にして進む物語。法廷で語られた連続殺人事件の犯人“浅沼聖悟”によって発せられたある“告白”が休職中だった女性刑事の信念を突き動かす事に。一方で中高生のユーチューバー3人による動画配信企画が持ち上がる。その内容はまさかの“遺体探し”だった。交互に展開しながら進む描写に関係性を見出せないまま終わるのか?とおもいきや、終盤でしっかり繋げてくる。読後の印象としてはホラー寄りのサスペンス感が強く、最後まで絶妙な不気味さを残してくれた。

2022/04/25

のり

八人もの既婚女性を殺害した「浅沼聖悟」は、死刑判決後に一件だけ否認した。しかも、その犯人グループの一人を思い出の場所に埋めたと言う。苦し紛れの偽証か?それでも判決は覆らない為に、本当の事かと世の中は騒然とする。遺体探しに動き出す者まで…もう一つの物語として、中・高生のひと夏の体験が描かれている。この二つの出来事の終着点が重なった時に、全体の闇が浮かび上がる。

2023/06/21

おいしゃん

隠された死体をめぐって、女性刑事とユーチューバーが探し回るという不思議な構図の事件。普段から刑事モノを読む身からすると捜査の描写は物足りなかったが、ミステリーとしてはなかなかハラハラさせられた。

2023/01/28

ぴ〜る

SNSの普及に伴って嘘も真実も無理矢理作り上げられてしまうってとても恐ろしいなって思う。フォロワー数がどうだとか、いいねの数がどうだとか自分の都合の良いものだけしか見ない、寄せ付けないそんな世界にどんな価値があるのだろうと思ってしまうけれど、にしやんのきっかけを知ってしまうととても辛くて悲しくなる。「セイは自分であり、世の中の誰もだ。」本当にそうだと思う。誰もがきっと気付かぬ間に綱渡りで生きているような世の中なんだろうな。。。

2022/08/04

ぱなお

コープス=死体。8人の既婚女性を殺害した犯人。事件のうち一件は自分の犯行ではない上、その真犯人の遺体を隠したと告白。そのストーリーと、もう一つの中学生youtuberの仲間たちとの「遺体探し」のイベントのストーリー。この二つがどう繋がるのかなかなか予想できなかった。ヒントはちゃんと出されていたわけで、気づかなかったのが悔しいな。「自分の属性や好きな物に後ろめたさを植えつけられそうになったら、その相手とは縁を切った方がいい」本当にその通りだと思う。いい言葉。

2023/01/19

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