倒れるときは前のめり ふたたび (角川文庫)
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倒れるときは前のめり ふたたび (角川文庫) / 感想・レビュー
のぶ
「倒れるときは前のめり」のPart2。この本でエッセイが2冊目というのは意外な気がするが、いろんなところから集めてきた雑文集に「県庁おもてなし課」のサイドストーリーの短編のついた一冊。自分は前作を読んでいるので全体の雰囲気に違和感を覚える事はなかったが、自分の意見をはっきり主張するタイプの作家なので、敵に回す人もいると思う。自分も書いてある内容に同調できない部分もあった。改名の経緯、「コロボックル物語」の続編の話。児玉清さんとの想い出他、いろいろ入っているが、ある意味筋を通したエッセイ集という感じだった。
2022/06/22
水色系
文庫化に伴い再読。『県庁おもてなし課』のスピンオフが収録されているのが嬉しいところ。言葉の力は毒にも薬にもなるって話、そうだよなあと思った。私も好き嫌いはあるけれども、嫌いなものの話をわざわざ言わないように気をつけてて、あっここ有川さんと考え方似てるな、と嬉しくなった。
2022/07/25
タルシル📖ヨムノスキー
2018年ごろ夢中になって読んだ有川浩さん。最近お見かけしないと心配していた中見つけた本書。新聞や雑誌のインタビュー、ブログの記事などに短編2編を加えたエッセイ集の第2弾で、第1弾同様、児玉清愛と、さとうさとる愛に溢れ、ネットとの向き合い方や教育について考えさせられる1冊でした。それにしても誰が何を言ってそーなったかは知りませんが、誰かの心無い言葉で〝シアター!〟シリーズが重版含め止まってしまったのはとても残念。「人は人、我は我、されど仲良し」。この本に出てきた有川さんの言葉は私の一生の宝物になりました。
2022/07/07
Junichi Yamaguchi
『時間とお金は反比例』… エッセイ集2作目。 著者の好きな物に溢れた愛ある作品。 苦手だと思ってたエッセイが好きになりつつある昨今。。
2022/08/21
マッピー
有川ひろは、言わねばならぬことは躊躇せず言う人だ。だから作らなくていい敵をつくることもあるのかもしれない。甘々な恋愛小説を書くイメージの強い作者だけれど、本人は結構骨太で勝ち気で頑固。それが作品に直接反映していないところがいいなあと思うのだ。稀代の読書家・児玉清さんへの想い、『コロボックル物語』への想い、新井素子へのあこがれ、植松努への共感。どれもまっすぐに強い気持ちが伝わってくる。
2023/01/01
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