北の詩人 新装版 (角川文庫)
北の詩人 新装版 (角川文庫) / 感想・レビュー
kaorin
第二次大戦後の朝鮮半島、文学者の林和を待っていたのはあまりに過酷な運命だった。人物や情景の描写がほとんどなく、ただひたすらに林和の内面の動きと、彼に起きた出来事が淡々と描かれている。当初は情景が思い描けずに読み進めにくかった。しかし途中から、日本・アメリカ・ソ連に翻弄される朝鮮半島と、自由を求めながらもそれがかなわなかった林和に待ち受ける運命が真に迫り、どんどん読み進めた。。ただ自然とそこに生きる人々を詩に描きたかった、という林和の言葉が胸に刺さる。知らなかった歴史をまた知ることができた。
2022/05/31
数太郎
第二次世界大戦直後の朝鮮半島を描いた異色の書。しかし、なじみがないせいか、清張の作品にしては、読みやすいとは言えなかった。
2024/10/26
くりたろう
朝鮮の闇歴史
2022/07/10
くりたろう
スパイ
2022/06/12
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