壺中美人 (角川文庫)
壺中美人 (角川文庫) / 感想・レビュー
金吾
少し淫靡なおどろしさが横溝ワールド全開という感じがしました。昭和29年に出版された割にパンチが効いていると思いました。「廃園の鬼」も面白かったです。
2024/09/26
coco夏ko10角
金田一耕助シリーズ。 『壺中美人』事件込み入ってるなぁ。読後に改めて表紙絵を見るとしんみりするというか、読む前と印象が少し変わった。 『廃園の鬼』過労気味だった金田一は那須へ、犬神家の事件で知り合った署長と過ごしていたら事件が…。変な建物ってどんなだろう。こちらの方がまとまってて好み。
2023/10/22
餅屋
昭和34年の金田一(作中29年は不採用)、表紙が強烈いくらなんでもこの壺に⁉▲陶器収集で有名な画家が自宅のアトリエで殺害された。発見者は、壺の中へ入っていく女の姿を見たという⁉▼仄かなエログロのある、ザ・大衆小説といった作品。金田一が等々力警部と仲良く白黒テレビを見るシーンというのも感慨深い。ユル・ブリンナー式のくりくり坊主が流行っていたんだ♪ストーリーは楽しめるけどミステリとしてはねぇ「廃園の鬼」レコード歌手って何だ?タイトルの鬼とは何だ?と気になる点があるも金田一らしさ溢れる案外とE短編(1957年)
2024/09/12
marty@もぶおん学
所収作「廃園の鬼」(S30.6)の方を読む。舞台は信州那須ということで、「犬神家の一族」の橘署長が再登場を果たす。とある奇人が建てた奇抜な館の庭園に、絞殺の末転落させられた婦人の死体が発見された。彼女は3度の結婚歴があり、現在の夫である著名な学者のほか、映画監督、新聞記者の元夫も現場に居合わせており、さらに彼らの友人・知人も含めてアリバイがあったりなかったりという状況で、複雑な様相を呈し事件は迷宮入りかと思われたが……。金田一耕助の名探偵らしい解決方法も含め、しっかりしたロジックが楽しめる隠れた名作短編。
2023/12/03
ミキ
2024-38:女装の美少年もよく出てくるモチーフだな。
2024/05/12
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