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ミカドの淑女 (角川文庫)

ミカドの淑女 (角川文庫)

ミカドの淑女 (角川文庫)

作家
林真理子
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-06-10
ISBN
9784041124536
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ミカドの淑女 (角川文庫) / 感想・レビュー

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とんかつラバー

明治皇后の寵愛を受け、華族女子学校の最高責任者にまで上りつめた下田歌子。彼女の事は知らなかった(教科書には出てこなかったと思う)平民新聞の下世話さが今の週刊誌と変わりなくて人間って進歩してない。原爆2発も落とされて大敗戦の日本の礎を作る日本男児乃木vs旦那の介護に明け暮れる女が夜の生活がなくて抱いてやったら喜ぶだろうのヒヒ親父伊藤、ファイッ!!スケコマシ教祖の飯野がまだマシに思えてくる

2023/10/18

さくら

日本史は好きだけど歴史上の人物の人柄や素行には詳しくないので、伊藤博文がこんな英雄色を好む的な人とは知らなかった。下田歌子さんのことも知らなかったが、こんな男性優位の世の中で頭角を表すってどれだけ傑物なのかと興味が湧いた。今はだいぶ働く女性にとって生きやすい世の中になったよなあとしみじみ思った。

2024/04/28

Shinya Fukuda

日露戦争終戦から3年後平民新聞に連載された下田歌子に関する記事から物語は展開する。政治家、医学者、女官等々様々な人々が絡んでくる。10人位にはなると思う。明治帝と乃木大将、皇后と下田歌子。この関係が基軸になっている。伊藤博文から見た下田歌子像は伊藤自身が乱反射しているとは解説の朝井さんの見方。飯野吉三郎と下田歌子の関係は生々しい。しかし飯野は重要人物ではない。最後の乃木大将の女性観は酷い。今なら社会から抹殺されてしまうだろう。明治帝も乃木大将に責任をなすりつけて逃げている。皇后とは仲悪かったのではないか。

2022/07/29

とんとん

宮中で働きのちに女子教育に貢献した下田歌子さんについてのゴシップ記事が軸になっている。記事の内容がどこまで事実なのかわからないが、伊藤博文や乃木希典など歴史で習った人々が関わったとのことで興味深く読めた。ミカドの淑女という題名で、最初は下田歌子さんのことを指しているのかと思っていたが、あとから考えると皇后や権典侍など色んな立場の女性たちのことも含まれているのかもしれない。ある意味ミカド対皇后の物語だった。

2023/05/14

さん

歌子さん、存じ上げなかったです。歴史の授業時間は寝てました…。登場人物のオムニバスになってたのですが、お話に合わせて妄想し、wikipediaで写真見て「あー。」「うーん。」「ほぅ…。」「あれ?同僚の○○さんに似てる!」などと答え合わせ(何の?)してしまいました。「目立つ女は悪女になりやすい(仕立てられやすい)。」、ここ最近の教訓です(笑)。

2023/02/28

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