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愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓・愚者のエンドロール

愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓・愚者のエンドロール

愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓・愚者のエンドロール

作家
米澤穂信
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-03-02
ISBN
9784041124604
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愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓・愚者のエンドロール / 感想・レビュー

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カピバラKS

●白函入りの深紅の書籍には、英訳表題が金字で刻まれ、カバーには「あなたの青春と謎が、ここにある。」と記される。愛蔵版らしい重厚な装幀だ。●「氷菓」は、古典部員達がありきたりな資料から論理を駆使し考察を深め一つの解答に辿り着くところ、「愚者のエンドロール」は、頭が良いのに天然系のヒロイン千反田えるによるウイスキーボンボン一気喰いの顛末がお気に入りだ。●巻末付録の著者エッセイ「始まりの一冊」で、「氷菓」の元ネタはダンテの神曲と知る。著者の発想の飛躍に驚かされた。

2024/03/20

さやなか

買うか迷ったけど、"オリジナルエピソード"   "幻の暗号ミステリ"と言う文言に堪らず購入。学校の場に限らずバイト先にでも持ち前のインスピレーションを働かせるホータローがカッコいい「プールサイドにて」。ふくちゃん、える、摩耶花、ホータローの仲良しぶりがホッコリさせる「クリスマスは箱の中」。受賞の言葉に「氷菓」のモチーフとなった、「エッセイ、始まりの一冊」。何度読んでも飽きないなぁ、と実感した。あなたの青春と謎と驚きがここにある。

2023/04/06

白パラガス

脊髄反射で買った。実はまだ全部読めたわけではなくて、本書の最後に書かれているエッセイ『始まりの一冊』だけ読んだ。『氷菓』の核となる主題が、まさかあの古典の一場面から来ていたなんて……。きっとこのエッセイも、『氷菓』が歴史的遠近法の彼方で、これからも語り継がれてゆくべき素晴らしい古典として皆から受け入れられたからこそ、書かれた文章であるに違いない。と、私はそう思っています。素晴らしい作品をありがとうございます。ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。

2023/03/10

yosa

無駄に高いだけはある。紙質良く、薔薇色で硬質な表紙は品もあり端正。二段組みで詰め込まれたお馴染みの物語は文庫と同じもののはずなのに気持ち格調高く感じられ、ページを捲る手が思わず畏まってしまう。コレクターならば本棚に収納することに喜びすら感じられてしまうほどだ。あとは短編二つとエッセイをどう考えるかで本の価値が変わる。エッセイは初読みでした。これまで私は関谷純を物語のシステム、つまり狂言回しと捉えて一切感情移入できていなかったため、今更ですがより物語の立体感が増したように思えます。こんなのちっとも笑えない。

2023/04/25

PAO

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手っ取り早く」VS「わたし、気になります」

2023/08/10

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