祈りのカルテ 再会のセラピー
祈りのカルテ 再会のセラピー / 感想・レビュー
starbro
知念 実希人は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「祈りのカルテ」シリーズ第二弾は、連作短編集でした。オススメは、感涙作の「二十五年目の再会」です。 https://kadobun.jp/special/chinen-mikito/inori/?_gl=1*1nsncpn*_ga*MTY2MTk3NjU2LjE2NDcyNjY0NTU.*_ga_H02HL8LWS9*MTY2Njg3OTQyNS4yMy4wLjE2NjY4Nzk0MjkuNTYuMC4w
2022/10/27
のり
先日読んだ「リアルフェイス」と逆の主人公達。「諏訪野」の研修時代の思い出話。前作も良かったが、本作も心震える話ばかりだった。指導医にも恵まれ、技術も精神も鍛えられた。「二十五年目の再開」の話の着地点にも納得。これだけ人当たりの良い諏訪野。少しでも義父との距離も近づけば良いのだが。
2022/12/22
松本ぼんぼん
研修医諏訪野良太のシリーズ2作目。前回と異なり、既に医師になっている主人公が酒の席で回想するもの。三話ありますが、「二十五年目の再会」が感動物でした。良太先生の謎解きが冴え渡ります。
2022/09/29
hiro
ドラマ化もされた「祈りのカルテ」シリーズの第二弾。循環器内科医となった諏訪野良太が、あの小鳥遊優と鴻ノ池舞に研修医時代に経験した話をするという設定だが、その三話ともただの医療ミステリではなく、「再会のセラピー」という題名の意味が深くわかる家族の物語だった。また、小鳥遊と鴻ノ池だけでなく、『改貌屋』の柊貴之、『螺旋の手術室』の冴木裕也、『天久鷹央』シリーズの桜井刑事が登場するという知念作品のファンにはうれしいおまけもついていた。今後もあの桜宮サーガに負けない純正会医大サーガの医療ミステリを期待しています。
2022/12/27
Kau
3編の物語がを収めている。ある意味、医療ミステリーだけど、根底には暖かいものがある。3編目の「二十五年目の再開」では、患者の広瀬さんと2年目の研修最後の諏訪野先生の関係がわかって驚くとともに、じ~~んと来てしまった。
2022/11/16
感想・レビューをもっと見る