新シャーロック・ホームズの冒険 (角川文庫)
新シャーロック・ホームズの冒険 (角川文庫) / 感想・レビュー
ひさか
2022年8月角川文庫刊。2021年8月刊TheNewAdventuresofSherlock Holmes-TheBacktoFrontMurderの訳し下ろし。長編。後半でホームズの謎解きが始まるが、劇中劇のように事実の描写で語られる。ここがかったるい。前半で登場した女性小説家のアビゲイル・ムーンが後半は全く登場しなくなるが、これも不満。というわけで、出だしはとてもわくわくして良かったのに、後半で少しがっくりとなりました。ティムさんのパスティーシュ、後2作が楽しみ。出て欲しいなぁ。あ、一つは出てる!。
2023/09/27
本木英朗
英国の現代本格ミステリ作家のひとつである、ティム・メジャーの長編のひとつである。ロンドンで初老の男性が服毒死を遂げた翌日、1人の女性がベイカー街221Bへホームズを訪ねてきた……とあるのだが。うーん、ちょっと俺には悪かったとしか言えないかなあ。とりあえず以上です、はい。
2022/09/11
鐵太郎
シャーロック・ホームズの正統的パスティーシュなのだという話に乗って読んでみました。なるほど、あの時代を再現するためにいろいろ勉強したようですね、この作家。本線のお話の顛末が奇妙な鳩レースに関係したなんとも小さな事件であるのに落胆だけど、それに絡む犯人と疑われた女性の扱いに目を剥きます。オビには「今度はトリオで~」とあったので反目しつつ三人が話を進めるのかと思ったらそうでもない。この名コンビの間に入り込み、ワトスンをとことんイラつかせて舞台から去った彼女はなんのためにいたのか。しっくりしないお話ですね。
2023/07/01
ダイアナ
シャーロック・ホームズのパスティーシュとなればとにかく買って読みたくなってしまう性分でして。とある男性を小説の被害者にしようと行動を追っていた覆面女性作家、アビゲイル・ムーンがホームズを訪ねてきた。その男性が自分の考えた犯行手口で殺されたという……。このアビゲイル・ムーン、かなりキャラ立ちしていてワトスンがかなり振り回されてる感じ。だからなのか何なのかけっこうノってくるまでに時間がかかってしまったけど概ね楽しく読めたので満足。
2022/09/27
まーこ
シャーロック・ホームズのパスティーシュ作品ということで購入しました。最近、ホームズのパスティーシュ作品をよく見かけるのでついつい買ってしまいます。 ロンドンで一人の男性が服毒死で亡くなった翌日に一人の女性アビゲイル・ムーンがホームズの元を訪れ……というストーリー。この女性がなかなか曲者です。彼女は白か黒か、悩むワトスン。ホームズにアビゲイルに、二人に振り回されるワトスンは相変わらずです。 結末は「そういうことか〜!」と思いましたが、アビゲイルのことをもう少し取り上げてくれてもよかったのにとも思いました。
2022/09/04
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