おいしい旅 想い出編 (角川文庫)
おいしい旅 想い出編 (角川文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
【KU】予想に違わず優しい作品の短編集。初読みの作家さんにも出会えた。ミュンヘン、わたしが出かけたのは真冬のクリスマス前だったが、懐かしいな。全編通して言えるのは、人はみな変わっていく、ということ。そのときどきで 親しい友人すら移り変わる。寂しいがそれが人生。それでもおいしいものは不動だし、言ってみれば(過去に好きだったものや人もひっくるめて)想い出も同じだ。
2024/10/09
いつでも母さん
大好きなアミの会・・(仮)が取れました!想い出編を先に読んでみた。7編どれも好かった。食べ物から思い出すいろんなことって確かにあるよね。味、匂い…意識は一瞬であの日あの頃に戻ってしまう。思い出が加味されて余計に味わい深いのは私も随分と生きたのだなぁ(汗)友との再会の旅で病を告白出来なかった柴田さん。亡き夫のレシピを味わう福田さん。友達応援の矢崎さんに、会話が笑える光原さん。ここでもらしさ全開の新津さんが好き・・あぁ、『初めて編』も楽しみだ。
2022/12/15
モルク
「おいしい旅初めて編」に続くおいしい想いでの旅を描くアミの会の7作品。30年ほど前京都で暮らしていた頃の友人3人が15年ぶりに再会、想いでの場所、店を訪ねる…「あの日の味は」とコミュニティラジオの嘱託社員でパーソナリティの女性と局長の会話がとても面白い「旅の始まりは天ぷらそば」が好き。学生時代や新婚時代に住んでいたところを訪ねてみたくなった。よく行っていた店はあったとしても老朽化して建て直したり代替わりしているんだろうな。でも懐かしさに浸りたい。
2023/07/24
ひさか
2022年7月角川文庫刊。仮なしのアミの会シリーズ。2冊同時刊行の2冊目。書き下ろし7編。ゲストは秋川滝美さん。登場人物達の食欲に圧倒されます。光原さんの作品が、心に残ります。感無量。 【収録】柴田よしき:あの日の味は、福田和代:幸福のレシピ、矢崎存美:下戸の街・赤羽、新津きよみ:ゲストハウス、秋川滝美:からくり時計のある町で、大崎梢:横浜アラモード、光原百合:旅の始まりの天ぷらそば
2023/11/18
シナモン
どれもとても良かったです。お気に入りは秋川滝美さんの「からくり時計のある町で」実際にドイツを旅しているような気分に浸ることができました。
2023/03/30
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