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怪談

怪談

怪談

作家
ラフカディオ・ハーン
円城塔
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-09-28
ISBN
9784041126066
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怪談 / 感想・レビュー

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榊原 香織

ダン・ノ・ウラ、オ・ユキ、イェド、ホーライ  極東の神秘な島感が出てる。 さすが円城塔。 直訳調が、明治の外国人ハーンぽい。アリの社会をスペンサー文明論的に書いてる文、八雲ってこんな人だったんだ、と新鮮

2024/11/17

ヒデキ

日本人が、知ってる「怪談」しか知らなかったが この本では、①日本に伝わるミステリアスな民話⇒②海外向けに書いた小泉八雲の話⇒③円城さんに翻訳された直訳?本 とのプロセスを経たモノですね。 この本に似てるタネ本が、昔、絶対あっただろうなと思ってしまいました。その翻訳、どなたがやったのかな?と考えてしまいました 面白かった

2024/03/29

おーすが

ジキニンキ、JIKININKI、食人鬼…表記が変わればイメージが変わる。どこか遠い異国ニッポンを感じさせてくれる新訳。しかし、ホーイチ・ジ・イヤーレスとか言われるとプロレスラーみたいだ。強そう。好きなリキバカの話もだいぶイメージが違った。昆虫関連のエッセイは初読み。蟻の話はSFに近い。異邦人であるがゆえのメタ思考なのか。利他的行動が利己的行動に変異してゆく道程は戦前日本の時代的なものもあわせて考えるとぞっとしない。

2022/11/02

ようへい

キャラは知っているけれど話はよく知らないランキングの上位を独占する歴々。圧倒的なエース級は何といっても耳なし芳一、雪女、ろくろ首、のっぺらぼうでしょう。へー、そんな話だったんだ、と、あっ、なんか聞いたことある、のちょうど中間あたりで何とも微妙な手応え。しかし、そんな事はどうでもよいのです。本書の読みどころは圧倒的な異国情緒感だ。日本の怪談なのに。今はもうないかつての日本が持っていた情緒感にただただ浸れます。当時の西洋人が感じたであろう日本の異国感を味わってほしいと思い、それを伝える訳者のセンスに脱帽です。

2023/01/25

あられ

知っているつもりの「怪談」だったが、この翻訳は変わった感じ、直訳調で、外国人がハーンの著作を読む気持ちになるように訳されたとのこと。固有名詞はカタカナ、着物はローブ、日本酒はワイン。ジキニンキはJIKININKIで食人鬼。耳なし芳一はミミ・ナシ・ホーイチの物語で、ホーイチ・ジ・イヤーレスという意味が最後にわかるようになっているとか。ハーンが英語で著した本を読んでいる気分が味わえた。

2022/11/17

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