怪談狩り 山の足音 (角川ホラー文庫)
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怪談狩り 山の足音 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー
ねりわさび
約60話の怪談を編纂した実話短編集。山にまつわる様々な怪異譚が本書の途中から終結までほぼノンストップで語られている。前の傑作、黒いバス編のようにペースを乱さず淡々と物語が紡がれていて面白い。夏の終わりに読むにふさわしい怪談短編本でした。面白かったですね。
2022/08/26
ヒデキ
年に1回のお楽しみ 中山先生の実話怪談集 今年は、山にまつわるお話をメインに進んでいきます。 「山」に住んでいる神様や天狗との共存が、ちょっとずれた時に起こる色々な実話怪談が、中山先生の優しい語り口で述べられています この世におこる実話怪談は、自然というか何か触れてはいけないモノと人の世とのバランスが、原因なのかな?と思って周りへの感謝の気持ちを抱いてしまいました
2022/08/27
すしな
083ー23:夏といえば怪談ということで、毎年なんかしら手にとって読んでます。夏はお盆がありませけど、いままで何かを見たことはありませんが、気配とか雰囲気みたいなものを感じたり感じなかったりします。また、本作は「山の足音」ということで、山に関する怪談も何作かあり、きつねとたぬきの話もありましたけど、いろんな通り道が山にはあるようなので、普通の登山口からはやっぱり外れては行けないのかなと思いました。
2023/07/27
トムトム
図書館で借りました。新耳袋みたいな本で、安心して楽しめます。不思議なのは、令和4年8月に出版されたのに書架になく倉庫にしまわれていたこと。そして「しみあり、多数」というメモがはられているのに、シミが見当たらなかったこと。司書さんにだけ見えるシミがあったのかしら?
2023/09/17
chatnoir
狸に化かされた話は多分ご本人相当怖くてお気の毒と思ったけど、ホンワリした話で好き。 大やけどを負って結局は自殺してしまった女性の気持ちを考えると悲しすぎる...。 今回は2話が記憶に残った。
2023/04/03
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