蝋面博士 (角川文庫)
蝋面博士 (角川文庫) / 感想・レビュー
marty@もぶおん学
交通事故で蝋人形の中から偶然死体が発見され、その製造元は不気味なアトリエで……という、作者好みの大人向けの猟奇ものを彷彿とさせる出だしだが、その後はジュブナイルらしく冒険活劇的な展開。新聞記者見習いの探偵小僧・御子柴進少年の視点が中心で、彼の兄貴分的な新聞記者・三津木俊助は不登場、等々力警部はじめ警察陣は冴えず、探偵役の金田一耕助も物語半ばから登場する上、本来は由利先生だったこともあり『夜光怪人』と同様、設定的にちょっと無理が出ている。オリオン三姉妹は『金色の魔術師』に続き事件に巻き込まれかわいそう。
2024/03/17
奥田智徳
読了してから時間が経って、ほぼ忘れたけど、どんだけ🕯使ったのだろう。でもジュブナイルという事で楽しめた。
2023/11/22
私的読書メモ3328
この時代のジュニア向けは流石に読むのが辛いので、解説と流し読みだけ。いかにもミステリらしい仕掛けもあり、伝統的なおどろおどろしい雰囲気といい、当時の少年たちには面白かっただろうなと思います。
2022/11/11
まめやっこ
なんで金田一は鎖で縛られたまま海にほうりこまれて助かることができたんだ?そこらへんちょっと説明してくださらないと~。オリオンの三姉妹なんて急に出てきて誰よそれ?状態ですがな。表題作以外の短編はどれもそれなりに良かったんだけどな。ジュブナイルになった途端、金田一が走って叫んでイキイキしてるのが面白いですね。
2022/11/01
サクサク
ジュニア向けということもあり警察の方々がだいぶお間抜けだったり、突っ込みどころもいろいろあるがいろんな大がかりな仕掛けは子どもならワクワク読めると思う。
2023/08/19
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