青髪鬼 (角川文庫)
青髪鬼 (角川文庫) / 感想・レビュー
coco夏ko10角
『青髪鬼』他3作の短編集収録。 『青髪鬼』は 三津木俊助・御子柴進の事件簿シリーズ。生きてる三人の広告が新聞に掲載された、そのうちの一人が殺されかけて…。これはジュブナイルじゃなくて一貫しておどろおどろしい感じにした方が面白くなりそう。 短編は『バラの呪い』がよかった。 青髪鬼/廃屋の少女/バラの呪い/真夜中の口笛
2023/10/01
コブタ
表紙がおどろおどろしいが内容は御子柴探偵小僧を主役?とする探偵物。表紙の絵の説明もあり、後の短編3つと合わせてさらっと読了。金田一世代としてはちょっともの足りない。
2022/12/22
奥田智徳
横溝さんのジュブナイル作品。何にも考えずに楽しめる作品集。最後の『真夜中の口笛』不気味な作品で怖かった。
2023/08/06
まめやっこ
「ひとみさんとおばあさん」がひとみばあさんに読めてしまってもうダメでした。志村けんが「御子柴さ~ん、助けて~」と叫んでいるのが頭の中で再生されて…横溝先生、ごめんなさい。これもジュブナイルにしたからヘンな話になっちゃったんだろうなぁ。大人向けのドロドロにしたらもっと読み応えのある話になったろうと思う。あとの短編3篇もまとまりなく尻切れトンボな終わり方で、やっぱり横溝先生は短編ヘタよね…と思いました。
2022/12/06
hgstrm2
乱歩でいうところの少年探偵団ものに相当する作品で、単純にスリルとサスペンスに満ちていて面白いけれども、乱歩のそれと比較して、なにか物足りなさが感じられる。それは明智 vs 犯人という明確な対立構造が無かったりとか、骨格的な問題もあるけれども、やはり戦前の魔都としての東京というか、それが抱える闇のようなものが描けていないからかなという気もする。とか言いながらも横溝作品はあまり読んでないので今後も読んでみたい。
2024/06/23
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