高家表裏譚6 陰戦 (角川文庫)
高家表裏譚6 陰戦 (角川文庫) / 感想・レビュー
やま
若き吉良上野介の活躍です。高家旗本四千石の名門・吉良義冬の嫡男で、あとの赤穂浅野家四十七士に討たれた吉良上野介(吉良三郎義央)の若き日の物語です。吉良三郎義央は、幕府に黙って京(京都)で五摂家筆頭の若き当主の近衛基煕に会って。そこで朝廷の皇統の争いに巻き込まれて行く。近衛基煕と三郎は、後水尾上皇のお供で、後西天皇に拝謁する。その後、江戸へ向かう三郎を箱根の関所で目付・立花主膳正の命を受けた徒目付・郷原一造が三郎を捕まえようと待ち受ける。→
2023/03/31
RASCAL
若き日の吉良上野介のお話も早や第6巻。ヒール役の印象が強い人物だが小説内では大活躍の好青年、五摂家筆頭の若き近衛家の当主と義兄弟の契りを交わしたかと思えば、ついに後水尾上皇とその中宮、後西天皇とまで謁見を果たしてしまう。戦国の世が遠くなり、武士は官僚となり、各々の思惑、陰謀が渦巻く当時の政治の世界の描写が面白い。討ち入りどころかまだ家督も継いでいない吉良三郎、この小説、はたしていつまで続くのか。
2023/05/17
わたしは元気
続けて読みたい。 待つのは、辛い。
2023/01/12
goodchoice
どうも公家物は雰囲気が暗くて面白くない。
2023/01/08
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