KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

いつかこの失恋を、幸せにかえるために (角川文庫)

いつかこの失恋を、幸せにかえるために (角川文庫)

いつかこの失恋を、幸せにかえるために (角川文庫)

作家
中村航
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-11-22
ISBN
9784041131015
amazonで購入する Kindle版を購入する

いつかこの失恋を、幸せにかえるために (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

よっち

就活がうまくいかず、社会人の恋人・亮平とも予定が合わなくて会えない日々が続く就活生のなつき。彼の出張に合わせた北海道旅行での思わぬ失恋と、そこから始まる少し不思議なひとなつの物語。彼と待ち合わせた幸福駅でなつきを待っていた全然幸福じゃない出来事。彼女の叫びを撮影してバズらせた小学生ユーチューバー・遥希、その父親と三人で一緒に巡る失恋旅行。彼女に届くたくさんの共感や悩みコメントがあって、楽しい旅は少しだけ自分らしさを思い出させてくれて、少しずつ前を向く元気を取り戻してゆく彼女の姿がとても印象的な物語でした。

2022/12/19

ひめか*

久しぶりの中村さん。就活に苦戦する大学生のなつき。楽しみにしていた彼氏・亮平との旅行も、当日に突然フラれて白紙になってしまう。仕方なく一人で旅することにしたなつきは、とある父子と出会うことで失恋の悲しみが少しずつ癒えていく。失恋した時は旅するのも、誰かと話すのもいい気分転換になるだろうと思う。槙田さんと遥希くんも妻(母)を亡くしたことで、ある意味失恋のような気持ちを味わっており、そんな三人が偶然出会えたことは素敵だな。恋愛に限らず、いいタイミングで良い人に出会えるのが羨ましい。前向きなラストで良かった。

2023/08/10

coco夏ko10角

就活苦戦中の大学生・なつきは旅行先で彼氏からのメッセージ「別れよう」が、しかしあることをきっかけに知り合った親子と旅をすることになり…。もう最初の方の彼氏との様子で「こんな男やめときなさいよ」っておばちゃんになったから思うけどね…。父子のキャラもいいし、北海道のあちこちの魅力もいいね!元タイトル『#失恋したて』

2023/12/04

なみ

就活に苦戦する大学生のなつきは、楽しみにしていた旅行当日に彼氏に振られてしまう。 翌日、失恋したなつきの姿がSNSでバズりかけていた。 なつきはその原因を作った男子小学生、遥希と出会い、彼の父親の槙田と共に3人で北海道を旅することに。 "恋を失った君は今、とてもきれいなんだから" 素直で優しくて、どこか大人びていて、だけどやっぱりまだまだ子どもな遥希と一緒にいるうちに、なつきの失恋の傷は少しずつ癒えていきます。 心の隙間に優しくスッと刺さってくるような、とても素敵な作品でした。 全身全霊ただ前進!

2022/12/07

グレートウォール

中村航さんが小説アプリとして書いた作品で、タイトルからして中村作品を連想し、ついつい読んでしまう。失恋した女子大生がふとしたきっかけで出会った親子とともに北海道を巡るロードムービー的な作りになっている。主人公が辿り着く気持ちとは? 作道監督の解説もとても良いのでぜひ最後の最後まで読んで味わってほしい。旅したい旅したい旅したい。

2022/11/30

感想・レビューをもっと見る