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僕たちの月曜日 (角川文庫)

僕たちの月曜日 (角川文庫)

僕たちの月曜日 (角川文庫)

作家
彩瀬まる
一穂ミチ
小山健
夏川草介
古市憲寿
吉田大助
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-01-24
ISBN
9784041132197
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僕たちの月曜日 (角川文庫) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

ほぅ・・ 勝手に想像した月曜の僕ではなかった。が、肩に余計な力も入らずスーッと読めた(褒めてます)『私たちの金曜日』を先に読んだが、比較する意味はない。これはこれで面白い。吉田大助さんセレクトのアンソロジー5編(1編は漫画だが、これも好かった)こういうのも楽しいな。

2023/02/24

hiace9000

女性編『金曜日』からの『月曜日』男性編、読了。男性に優位に働く「左脳」と、女性に優位の「右脳」が以前話題になったことがあった。仕事で優先される生産性や合理性を「左脳」が支配するなら、優しさや感情は「右脳」の領域。短編中それぞれの男性たちの胸中に渦巻く左脳と右脳が対立する葛藤は、読み手の胸中に居座る固定観念を鷲掴みにして揺さぶり、浮かんでは消える思念を攪拌し不純物を掬い上げる。4短編+1漫画という異色の好編集。世相を見事に汲み取る令和のアンソロジー。一穂さん以外、本編は未読。そこへと誘う絶好の一書となった。

2023/06/16

fwhd8325

月曜日は憂鬱なイメージ。タイトルは、仕事小説なのでつけられたのかな。同じ仕事でも人によって、仕事への向き合い方は様々であることが描かれています。夏川草介さんの「ダリア・ダイアリー」、彩瀬まるさんの「わたれない」が面白いと思いました。

2024/01/07

のんちゃん

お仕事小説アンソロジー。主人公は全て男性。編者吉田大助氏が「仕事とは?」の真髄を問い編んだ作品集。最終作品は漫画だが、この作者小山氏は初めまして。他の四方は全員知っている作家さんだが、古市氏は作品を読むのは初めて。TVの情報番組でのコメンテーターとしての氏はよく観るが、その印象通り、凄い思考の詰まった、理屈っぽい(失礼!)作品だった。けれど、読後、編者の解説を読み、古市氏が優しさを巡る思考をされているのが、意外で興味深かった。他のお三方はどの方も読書界では人気の先生方。いつもの作風が活き楽しめた。

2023/03/15

ひさか

5つの短編と編者吉田大助さんの解説を2023年1月角川文庫刊。お仕事小説アンソロジー男性編。作家さんも男性。夏川さんのダリア・ダイアリーが秀逸で、「勿忘草の咲く町で安曇野診療記」が読みたくなりました。彩瀬さんのわたれないは、ウスバキトンボの無効分散のくだりが興味深くて楽しい。

2023/10/30

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