蒼天の王土 (角川文庫)
蒼天の王土 (角川文庫) / 感想・レビュー
よっち
久慈島で繰り返される争いをなくすため、大八洲のどこかにあるという金属の鉱脈を探しに、久慈島の東にある最大の島、秋津島を目指して隼人と鷹士が海を渡る第二弾。黒潮に乗って目指すは東海の美野、そして淡海、北陸、最高峰の不二の山へと向かう展開で、鷹士が複雑な想いを抱く因縁の相手との再会があって、美野での出会いが二人を少しずつ変えていって、苦難に遭いながらも仲間思いでどこまでも真っすぐな隼人と、少しずつ自分らしさを持ち始めた鷹士の成長が眩しかったです。そんな彼らがこれからどんな道を歩むのか続きを楽しみにしています。
2023/03/19
みどり
九州を出て、追っ手から逃れて、でもまだまだ旅は続くっていう感じで、本当に隼人が「神様」になってしまうのか、 続きが気になって仕方がない。
2023/04/13
常葉
隼人や鷹士の悩みや葛藤を思うと辛いシーンが続いたが、初々しい場面もちらほら。前作であれ、意識してる?いや、隼人だし、深読みしすぎかも、と思っていた高照とのフラグがしっかり立っていて吃驚。そうか、数えで十四歳か。いや、だいぶ若いな?当時の平均寿命などを考えると妥当、なのかもしれないが。旅に困難はつきものとはいえ、命の危険と隣合わせすぎるし、やっぱり今作もはらはらさせられた。しかし、これは続きが出てくれないと不完全燃焼すぎますわ…。
2024/03/21
niko
この時代のファンタジーは問答無用で面白いですね。前半はつらい描写が続きますが、一巻目の後半から徐々に面白くなってきました。続きが楽しみです。読み終わってから『金椛国春秋』の作者だと気が付きましたが、面白さに納得です。他の本も読んでみたくなりました。
2023/11/11
ランディ
文庫化を機に久々に再読。続きだしてくれないかな。次はしれっと鷹士に子供が何人もいたりして。
2023/03/27
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