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ドミノin上海 (角川文庫)

ドミノin上海 (角川文庫)

ドミノin上海 (角川文庫)

作家
恩田陸
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-02-24
ISBN
9784041133200
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ドミノin上海 (角川文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

『ドミノ』から5年後の勿論上海が舞台。前作を知らなくても問題無く読めそうですが、設定を引き継いでいるエピソードもあるので、読んでおいた方がより良さそう。そもそもの水先案内人である「ご挨拶」を見るだけでもね。見比べ推奨。今回の主要登場人物は28名。うち10名が引き続いてのご登場となっているのよ。結婚されている方が居て、ジョブチェンジしている方がいて。相変わらずのドタバタコメディですが、前作と違って一節が長くてね。細切れの方がドミノ感(謎)があった様に思いますが、心境の変化か何かかしら。ラス前は加速するけど。

2024/02/07

タツ フカガワ

前作から5年後という設定の続編は中国上海が舞台。その地でホラー映画監督クレイヴンのペット、イグアナのダリオが非業の死を遂げるところから始まるドタバタ・コメディ。25人と3匹の動物(うち1匹は霊魂)が繰り広げる騒動に今回も大笑いでした。前作同様、特定の主人公が活躍するという内容ではないのですが、本作では凶暴パンダ厳厳(ガンガン)とダリオにいちばん笑った。電車内読書では要注意です。

2023/05/29

yoshida

東京駅を舞台とした前作「ドミノ」。舞台を上海に移した続編。密輸された「玉」を巡り、再びドタバタしたエンタメ劇が展開される。上海の様々な場所にいる人々。そして一頭のパンダ。様々な偶然が重なり彼等は高級ホテル「青龍飯店」へ引き寄せられる。バタバタした展開から訪れる奇跡の収束。一定の面白さはある。だが、どうしても偉大な前作と比較してしまう。風呂敷を広げすぎたかもしれず、やや冗長な感は否めず。前作の登場人物と、新たな登場人物もおり、どうしても頁数は長くなってしまうのだろう。読了まで日数は必要かな。楽しめました。

2023/07/09

佐々陽太朗(K.Tsubota)

前作『ドミノ』はいわば「合縁奇縁・阿鼻叫喚・一気呵成・右往左往・紆余曲折・各人各様・奇想天外・急転直下・狂瀾怒涛・元気溌剌・才気煥発・多士済々・多事多難・波瀾万丈・抱腹絶倒」的小説であった。そして今作『ドミノin上海』はそれに加えて「気宇壮大・日中友好・奇々怪々・咄咄怪事・狂瀾怒濤・形勢一変・連鎖反応・予測不能・邂逅相遇・天佑神助・三界流転」的小説であると言っておこう。これを読んでも何のことだかわからないだろうが、そんな小説なのだから仕方がない。これほど楽しい小説もめずらしい。恩田氏の希有な才能に脱帽。

2023/03/26

H!deking

前作が面白かったので待ちに待った文庫化。今回も楽しませて頂きました。あとがきで長期間連載されていたのを知ったけど、一気読みしても、あれ?これ誰だっけ?ってなったので、連載読んでた人はモヤモヤしそうですね笑 映画化したら面白そう!

2023/05/06

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