育休刑事 (諸事情により育休延長中) (角川文庫)
育休刑事 (諸事情により育休延長中) (角川文庫) / 感想・レビュー
ひさか
2023年4月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。世界最大の「不可能」、徒歩でカーチェイス、あの人は嘘をついている、父親刑事、の4つの連作短編。前巻より更にパワーアップして、ミステリー度も向上。かつ赤ちゃんの蓮くんも立ち歩きができるようになってパワーアップ。テレビ化もあってか、このグレードアップは嬉しい。次巻のタイトルは時短勤務中かも。
2023/05/29
itica
前作に引き続き、蓮くん(乳児)共々事件現場や容疑者宅に臨場する育休中の刑事。事件よりも蓮くんの成長過程にばかり目が行ってしまい、育休刑事の育児日記と言えるのではないかと秘かに思っている。でもこれが意外に面白い。しかし残念ながら育休も終わりそうだ。次は「時短刑事」誕生?保育園児を連れて、何なら刑事顔負けの推理をする蓮くん、も良いかもしれない。
2024/03/23
aquamarine
捜査一課刑事の息子であろうとも保育園には簡単には入れず、空きがでるまで秋月刑事は育休延長中。蓮くん、すごい勢いで成長をしていますが目を離せないのは変わらない。数秒のうちに、想像以上に這って移動し、なんでも口に入れ…。育休後元の部署で働くために、上司が用意する赤ん坊がキーとなる事件を、彼は今回も蓮くんをつれ閃きをもらい解き明かす。二冊目も変わらず楽しく堪能。似鳥さんの息子ちゃんはあとがきによると5歳になったとのこと。次は蓮くんもパタパタ走ってしゃべって…幼児さんの関わる事件を解決に導くのかな?楽しみです。
2023/05/23
オーウェン
育児休だった刑事の秋月だったが、上司に頼まれ赤ん坊の蓮君を連れ、そのまま事件に取り組む。 蓮くんが成長したのだが、目を離せないのはそのまま。 その状態で捜査なので、色々と気苦労が絶えない。 でもそれが逆にヒントになったりするのがこのシリーズ。 蓮くんが産まれる前の事件も最後の章にあり。 そして育休刑事から、次回は時短刑事へと変わることに。
2023/07/05
ぶんこ
保育園に入れなかったことで育休延長となった秋月刑事。生後10ヶ月では目が離せない。そんな10ヶ月の赤ちゃんのママが窃盗?無理なのでは?ここで秋月刑事登場。このトリックは少し苦しい。蓮君11ヶ月となり、同じ年頃の赤ちゃんが誘拐される。町で見かけた古いベビーカーを押す若い女性の不自然さに気づき無事解決。次は友人夫婦の双子を連れてのバス乗車にまつわるお話。思わず杏さんを思い出して、やっぱりワンオペは大変だったろうなと感慨深い。最後は育休直前の事件。これは切ない。下請けのやるせなさに胸が詰まる。時短刑事楽しみ。
2023/09/09
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