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初恋写真 (角川文庫)

初恋写真 (角川文庫)

初恋写真 (角川文庫)

作家
藤野恵美
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-03-22
ISBN
9784041135563
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初恋写真 (角川文庫) / 感想・レビュー

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よっち

男子校出身で女子に免疫がない大学2年生の星野。所属している写真部の新入生勧誘で、カメラを首から下げた新入生の花宮まいと出会い、一瞬で心を掴まれる青春小説。写真部に入部して、新歓撮影会などを経て少しずつ星野と仲良くなっていく花宮。一方である理由で高校に行けなくなった彼女の過去があって、付き合うことになったものの、実は男性が苦手な花宮のトラウマを刺激してしまう星野。こういうのはなかなか難しいなと感じながら読んでいましたけど、不器用な二人が相手を尊重しながら少しずつ距離を詰めてゆく初々しい距離感が良かったです。

2023/04/27

あおでん@やさどく管理人

【第42回やさどく】文庫版で再読。少しずつお互いの間に信頼関係ができて、好きなことも嫌なことも伝えられるようになる過程がよい。相手のことを思いやれる穏やかな2人なら、きっとこれからも幸せだろうと思う。

2023/05/05

Gonzou82

う~ん。なんと表現したらいいのかわからない読後感。元々文面はこんな感じだったなぁという感じだけど、恋愛してるとは思えないような冷静さ。という文面なのか。。。テーマが重いのだけど、そんなお話の感じではないような感じ。文章とは裏腹にやってることは結構なことやってますなぁという感じ。若い頃はこんな感じだったのかなぁと?思わないでもないお話でした。

2023/06/08

kitten

単行本既読、新刊で購入。青春三部作(わたしの恋人、ぼくの嘘、ふたりの文化祭)の番外編?、みたいな、感じ。舞台は大学で、猫に好かれる地味な男子、星野と、過去の事件で男性恐怖症になってしまった、まいの物語。過去作と同様に、男子目線、女子目線の繰り返しで話は進んでいく。二人とも超真面目なので話としては第一作(わたしの恋人)に近いかな。あまりにも正しい日本語を使いすぎてて、そんなやつおらんやろ、と笑ってしまった。男子が常に欲望をたぎらせてるとは限らないし、女子だって積極的になることもあるよなあ。

2023/04/14

山のトンネル

単行本『きみの傷跡』を文庫化するにあたって改題。『きみの傷跡』だと恋愛要素がないので変えたのかなと推測。『初恋写真』に変わったとはいえ、タイトルが魅力的になったとは言いがたい。パッとしないのよな。『初恋写真』 だと20年前の恋愛小説のようなタイトルを想起する。『電車男』みたいな。タイトルで損している本かもしれない。類似作品のタイトルが『わたしの恋人』『ぼくの嘘』『ふたりの文化祭』ときているから、文庫本も「ひらがな+漢字』スタイルを維持してほしかった。内容はさすが藤野恵美さんなだけにタイトルがもったいない。

2024/08/25

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