なごり雪 (角川文庫)
なごり雪 (角川文庫) / 感想・レビュー
ぶんこ
こういったテーマの本とは知らずに読みました。スイスの「自殺幇助団体」は、以前テレビの密着取材で知っていました。それだけに、自分の力ではどうにもならない余命と、他の人の手助けがあれば生きていくことは出来る命とは違うと痛感。途中まで、何かというと大声になる古都さんが苦手でした。大声は周囲の人を萎縮させる力があるから。しかし、そのつよい力があったからこそ、車椅子テニスプレイヤーとしてパラリンピックを目指せる選手となった海斗さんがいます。ところで、介護はプロに任せる方が良いということまで書いて欲しかったです。
2024/04/20
あっ!chan
物語は王道のラブストーリ…最後はお約束の涙腺決壊でした。あたりまえの幸せを失った時、人は冷静さを失い、その時の感情と立場の違いで正論をぶつけ合い傷ついてしまう。キャラとはいえ主人公が幾度も「絶対に…」と口にするたびに、彼女の気持ちに嘘はないだろうけどひいてしまった。生きる希望と絶望は当事者しかわからないのだから、生きる権利と同様に死ぬ権利も認められても良いかもと…当事者になっても多分答えは見つからない。
2024/05/31
佳月
なんだか半世紀前の少女漫画を読んでいるようだった。二人の純愛を描くために重いテーマを当てたのだと思うが、俄然、古都の人物像が社会人として到底受け入れられない描かれ方をされているせいで、本来もっと考えさせられるテーマのはずが薄っぺらいものになってしまい、台無し。もったいない。
2023/10/10
みっちゃん
すごい、素敵でした。 続きが読みたくて気になって早くよめました。
2023/05/09
wankousan
重いテーマだけど重すぎ無い様にしたのか?少し軽すぎた様な気はしたが読みやすくはあった。
2024/09/22
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