道程 復元版 改版: 詩集 (角川文庫 リバイバル・コレクション K 36)
道程 復元版 改版: 詩集 (角川文庫 リバイバル・コレクション K 36) / 感想・レビュー
東京湾
「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」時代の波と思想の滂沱、大正年間、芸術に自然に社会に愛に翻弄されながらも、自身の倫理を追求し続けた詩人の肖像が、ここにはある。さまざまな懊悩や軋轢に心をすり減らしながらも、言葉の一つ一つには磨かれた確かな感性と芸術を志す毅然たる想いが込められていた。
2020/03/23
夜遊の月
解説にある高村光太郎自身の 「彫刻が自分の生涯のあらゆることの基本となっている。自分の詩の特徴もいわば彫刻的であることでいわゆる詩人の詩とはなんだか違っているように思われる。」 という言葉が私の印象をそのまま物語っています。困難の多い生涯だったと思いますが、他の詩人にありがちな病的な暗さとかなくて、力強いと思いました。
2024/05/01
☆☆☆☆☆☆☆
その時期の浮き沈みが作品に如実に反映されてて面白いね。友達だったら大変だろうけど。
2015/02/23
感想・レビューをもっと見る