ヤマトタケル (1) (カドカワコミックス・エース)
ヤマトタケル (1) (カドカワコミックス・エース) / 感想・レビュー
アイゼナハ@灯れ松明の火
『ナムジ』『神武』に続く,安彦良和の古代日本史モノ。ヤマトタケルの話は大昔にゆうきまさみのマンガで読んだ位の知識しかないのですが,そうそう,双子の兄貴がいて,女装して敵の大将をやっつけて,タケルの名前を貰った人でしたよ,ウン。それにしても,天皇の皇子であり,頼りない兄を補佐して征討軍を率いる立場にあるお人が何故こんな危ない橋を渡らないといかんかったのだろうね。勇猛な割には自己犠牲の精神が強すぎる感があるけれど,その背景はこれから追々語られてくるのかな。安彦流の歴史解釈とともに,続きが楽しみであります。
2013/02/25
友和
ヤマトタケルが実在したと確実している安彦版日本古代史。凛々しくてかっこいい。
2015/03/04
ぐうぐう
『THE ORIGIN』の連載を終えて、安彦良和が日本古代史シリーズへと帰ってきた。『ナムジ』『神武』の続編的流れを汲むヤマトタケルが主人公だ。漫画でヤマトタケルと言えば、ついつい手塚治虫の『火の鳥 ヤマト編』を思い浮かべるが、そこで描かれた川上タケル殺しが、まさしく本巻でも描かれている。歴史考証に沿いながらも(事実、『ナムジ』『神武』以降に発表された説を積極的に取り入れ、自説の修正も行っている)、キャラクターに古代史への想い入れをたっぷりと注ぐことで、想像の羽根を広げ、物語を躍動させている。
2013/04/10
目黒乱
邪馬台国があそこに! 熊襲を撃ついきさつをあんな感じにしているのが面白い。空想とはこういうもの。
2015/04/09
ぷるっちょ
1巻&2巻纏め読み。自分は日本の古代史&神話には関心が無いので「ヤマトタケル」と「スサノオミコト」の逸話がごちゃ混ぜになっている位の知識レベルなのだが、著者の書いた「ナムジ」&「神武」と話が繋がっているらしいので読んでみた。読んでいて思ったのは、天皇家は古代においては統治者であると同時に武人でもあったのに、時代が下ると、何故、時の権力者に神輿として担がれるだけの存在に成り下がったのだろう?という事。
2019/06/15
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