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化石 (角川文庫 緑 216-29)

化石 (角川文庫 緑 216-29)

化石 (角川文庫 緑 216-29)

作家
井上靖
出版社
KADOKAWA
発売日
1969-11-01
ISBN
9784041216293
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化石 (角川文庫 緑 216-29) / 感想・レビュー

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Aya Murakami

辻村深月作品の東京會館とわたしで紹介されていて他館取り寄せ本を読みました。ちなみにこの作品では東京會館はT會館と伏字になっていました。 ヨーロッパ滞在中にガンが発覚して自分の人生と向き合ったり心のよりどころもしくは信仰とでも呼ぶべきものを考える主人公。なんだか2003年のドラマ、僕の生きる道を連想する内容でした。ドラマでは主人公は死んでしまいますが、本作では意外な結末を迎えました。生きるにしろ死ぬにしろ悩みを具現化した同伴者は付きまとうようです。

2018/08/10

あらたん

死病に取り憑かれた仕事人間の心のうちを追った小説。60年ほど前に書かれたものだと思うが、死ぬと思った時の反応は今でもあまり変わらないんだろうなと思った。

2023/08/22

KAZOO

これも井上靖の「星と祭」に続いての何度目かの再読です。どちらかというと実業家の話ですが、私もこの主人公の年齢になってより実感が身近になりました。昔読んだときは、この中で主人公が訪れるフランスのシャルトルの大聖堂がいつも印象に残り、最初に読んだ時から現地を何度か訪ねました。やはり素晴らしい大聖堂でステンドグラスに見ごたえのあるものがあります。

2013/03/18

巨峰

限りある命。それを実感したとき人はどうなるか。それにしても、今と違いこの時代は豊かだ。

あきひと

ヨーロッパ旅行の最中、癌が発覚し余命一年と宣告された社長、死と向き合う心情をほぼ全編を通して切々と語る。 「星と祭」では父が娘を想う心情が女々しくしつこい様に感じられたが、自身の死に対して残された期間をどう生きていくのかを常に前向きに自分自身で考え抜いていて共感を持った。最後はそうなっちゃうのっていう終わり方だけども、700ページ越えとは思えないくらい最後まで集中していました。 今年は高遠の桜を観にってみるかな。

2022/03/19

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