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顔,白い闇 (角川文庫 緑 227-2)

顔,白い闇 (角川文庫 緑 227-2)

顔,白い闇 (角川文庫 緑 227-2)

作家
松本清張
出版社
KADOKAWA
発売日
1959-05-01
ISBN
9784041227022
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顔,白い闇 (角川文庫 緑 227-2) / 感想・レビュー

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A.T

松本清張の長編はよく映画やドラマで見ていたのですが、読むのは初めて。この本は短編だから、長編とは違うのかもだけど、、、演出家さん、脚本家さんの創作意欲が湧くんだろうなと感じた。描写がザックリしてるから、登場人物像などは想像にお任せレベル!? しかし、ザックリしてる中にも、昭和の佇まいを感じるのはうまい。

2014/09/25

ごろちゃん

人の弱さからか、不幸の連鎖なのか、ごくごく普通の人が犯してしまう殺人。 どのお話も結末の迎え方が静かでもの悲しく、推理小説+αの力がすごい。 戦後が舞台ですが、男性のあり方は、そこまで今と変わらないのかもしれない。 しかし、女性は別人だ。 控えめで、従順で、忍耐強くて、芯が強い。 登場する従順な妻たちが、妙に生々しく美しい。 トリック云々で楽しませるのはもちろんですが、そこに至る心の移ろいや、心理描写が細やか。 改めて、トリックありきの方ではないのだなと思いました。

2014/09/19

キムチ

学生時代に読んだけど。やはり、絶品。改めて、われながらどっぷり昭和人間だねと自らをひとりごちる。短編5作が何れも人間の深層心理をリアリスティックについている。成功して、理想論を述べつつも、うんちくを傾けても・・エゴ・独善・我執・欲望等が底意に渦巻いている。そしてそこからほころびが・・ 松本作品は殆どドラマ化されているけれど、見たことがない。それも幸いして?か読みながら脳内トリップ術を駆使して楽しい。 「顔」・・何故か一昔前の歌手Kの愛人殺害の瞬間で画面に見せた顔・・大きく歪んだそれを思い出した。

2013/03/01

yk

これまた十数年ぶりに再読。やっぱり面白い。「顔」を読んでたら、犯人視点だからもうドキドキが止まらない!なんていうか犯人の考え方をトレースしすぎて夢に出てきそう。っていうかこういう夢よく見るな。「張込み」は話としては短かったけど印象が強く残ってる。柚木たちが宿に入ったのは二人の情事が終わった後だったのだろうか?最後の「白い闇」は冒頭から犯人はすぐわかるが気味の悪い話だった。が、白木淳三が来てくれたときの安堵感ったらもうない!

2015/03/28

コルネリア

「顔」「張り込み」「声」「地方紙を買う女」「白い闇」 どれも面白かった。

2014/02/25

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