人に定めなし (角川文庫)
人に定めなし (角川文庫) / 感想・レビュー
あきこ
エッセイ集。いつもの黒岩さんらしい辛口の文章。クルーザーの話や生い立ちなど他のエッセイと重なる部分は多いが、自分への厳しさは相変わらずだ。なかでも自分は何度も死の直前まで行き、運よく生き延びていて強運だが、本当の強運は死の近くまで行くようなことはないのだという話だ。なるほどそうとも言える。そう考えるところが作者らしさなのかもしれない。いづれにしてもその猛烈な生き方は本当にすごい。
2013/01/20
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