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おとな二人の午後 (角川文庫 い 7-20)

おとな二人の午後 (角川文庫 い 7-20)

おとな二人の午後 (角川文庫 い 7-20)

作家
五木寛之
塩野七生
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-09-01
ISBN
9784041294369
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おとな二人の午後 (角川文庫 い 7-20) / 感想・レビュー

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piro

再読。20年ほど前、塩野さんが暮らすイタリアでの対談。とにかくお二人がカッコいい大人で、何とも羨ましい。洋服の個性を着る、おしゃれにも分別がある…こういった事をサラッと言える様な「大人」になれるといいなぁ。そして芸術や宗教に関する感覚には強く共感。自分の確固たる価値観をお持ちながら、決して頑迷な保守派ではない所、自分もこうありたいと強く思いました。当時お二人とも既に60代だったのですが、今もご活躍されている事は嬉しい。

2022/11/21

しんすけ

贅沢でゴージャスでちょいと渋い女と男の対話。 対談の中で塩野が「『ローマ人の物語』完成までにあと10年かかる」と語っている。 対談は1997~1999年の間に行われたに違いない。そうすると五木は67歳で塩野は63歳くらいになるだろう。 だが対話の中身は若々しくセクシーでエロチックにさえ感じる。 二人が精神的に瑞々しいという証であろう。それから今は20年以上を経ているが、未だにこの二人はエネルギッシュに活躍している。 何故こんなに二人は若々しいのだろう。

2020/05/06

rakim

題名どおりの対談と言うより、雑談というかよもやま話というか。知識と教養を備えた大人のお二人だからこその話の脱線ぶりが心地よく、ゆっくりとご一緒に会話を楽しんでいる気分になりました。「へぇ知らなかったわ」「そこは私も行ったことがある」「是非教えていただきたい」「ちょっとスノビッシュじゃぁ?」「なるほど!」なんて勝手に思いながら。

2015/12/21

ごく

全ての話題はイタリアから始まるが、着地点はどこでどのように暮らしていても意識していたい優雅さや賢明さ。様々な経験を経て得られた流行やモノを自分の身体の一部にしてしまえる年齢の重ね方、おりにふれて再読しながら身につけたい。時代を通しても色褪せない美への哲学が溢れているのに絶版とは不思議。

2012/06/25

てくてく

塩野七生氏は10代の頃好んで読んでいた作家で、しばらく遠ざかっていたものの最近亡父が集めていたものを再読するようになった。こちらは雑談集という感じだし、必要以上にお互いに褒めあっているところにややついていけないところはあった。ただ、両者の「異邦人」「難民」「在日日本人」「マイノリティ」感に関するくだりは転勤族育ちだけにうなずくところがあった。

2018/02/22

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