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悪霊島(上) 金田一耕助ファイル19 (角川文庫)

悪霊島(上) 金田一耕助ファイル19 (角川文庫)

悪霊島(上) 金田一耕助ファイル19 (角川文庫)

作家
横溝正史
出版社
KADOKAWA
発売日
1981-05-15
ISBN
9784041304679
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悪霊島(上) 金田一耕助ファイル19 (角川文庫) / 感想・レビュー

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セウテス

金田一耕助ファイル20、シリーズ25弾。金田一耕助最後の事件は「病院坂の首~」ですが、横溝先生最後の長編作品です。原点回帰がテーマなのだろうか、初期の良作の特徴を出そうとしている様に感じる。岡山の孤島が舞台で前後半に分かれている為、上巻は金田一と磯川警部の会話や、本作の設定の情景説明に頁をさいた感が強い。前半から、金田一の調査対象の男が死亡しており、シャム双児や孤島、神社、市子、鵺等々ミステリらしい語句がならぶのは、横溝作品らしいと期待感は膨らむ。しかし説明が剰りにも長い、伏線となるのはどれ位在るか心配。

2017/06/22

TAKA

冒頭からシャム双生児。鵺の泣く夜。平家蟹。まさに横溝。おどろおどろしく幕開け。獄門島とおなじ瀬戸内の島、刑部島を舞台にした横溝最終章、磯川警部と金田一のコンビが嬉しい。後半から物語が動き始めようやっと殺人事件発生。下巻へ

2019/01/26

金吾

絡み合った背景の説明が主でしたが、遂に島でも殺人事件が発生しました。過去何があったのかを早く知りたくなっています。下巻が楽しみです。

2024/06/20

yucchi

横溝ワールド炸裂の上巻。いかんせん登場人物が多くて「(´-ω-)ウム」となるが、先日読んだ「完全捜査読本」を横に置いているので安心(笑) 刑部家と越智家の確執、美女とそれを取り囲む男達。謎の蒸発と謎だらけ。終わり間近でようやく大きく事件が動き出す。しかし依頼人のくせに何かを隠してハッキリしない竜平にイライラ(#゚Д゚)y- 謎がどのように終結していくのか楽しみにしつつ下巻へ。

2016/11/27

geshi

横溝の原点回帰というか、らしい要素が満載。シャム双子、鵺の鳴く夜、悪霊、おどろおどろしさを積み重ねながら、獄門島の近くにある瀬戸内の島へ向かう金田一耕助という舞台だてにワクワクしてしまう。あの磯川警部が強く関わっていることが示唆されているのもシリーズ読んできた人間としては嬉しい。方言が柔らかく耳に響くように書かれているので地方感がしっかりあるな。しかし同じ説明を二度繰り返したり、転落や蒸発の話が前後したり、導入が長ったらしく「ちゃっちゃと惨劇を起こせ!」と言いたくなるほどだった。

2019/08/11

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