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黄金の指紋 (角川文庫 緑 304-83)

黄金の指紋 (角川文庫 緑 304-83)

黄金の指紋 (角川文庫 緑 304-83)

作家
横溝正史
出版社
KADOKAWA
発売日
1978-12-01
ISBN
9784041304839
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黄金の指紋 (角川文庫 緑 304-83) / 感想・レビュー

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Kircheis

★★★☆☆ またしても怪獣男爵が登場し金田一と争うことになる。 今作は複数の勢力が相争う展開で、金田一の智謀の冴えは過去のジュブナイル作品の中ではトップといえる。 そこそこ面白いのだが、金田一や邦雄くんに悪人たちが一杯食わされ、それに凶暴な男爵がブチ切れて部下を殺してしまうというパターンが多すぎないか? それをさて置いても、怪人二十面相と違って殺人を何とも思わない怪獣男爵の迫力はかなりのものだし、毎回見せる野良犬を引きちぎるパフォーマンスは御家芸の域である。

2020/05/17

たか

『怪獣男爵』『大迷宮』に続き、怪獣男爵シリーズ第三弾。 ゴリラのような怪物の身体に、天才科学者の脳を移植した怪物男爵と金田一耕助や等々力警部が対決する。 横溝正史の少年物のシリーズであるが、江戸川乱歩の『明智小五郎対怪人二十面相』に比べると、どうしても見劣りしてしまう。D評価

2018/03/13

北風

ゴリラ男爵の3作目。なんだかゴリラ男爵と音丸のコンビが、スペクトルマンのゴリとラーのように思えてきてなんか愛おしい(笑) 作品は相変わらずのパターンで、少年ものなので金田一さんもりりしい。僕の故郷が舞台なので感慨深いものがありました。

2016/05/08

Kouro-hou

金田一さんが登場するジュブナイル。煌びやかで好きな表紙なんですが、背後で黄金の燭台を狙う目元涼しげな覆面の正体は今回3回目の登場のゴリラ男・怪獣男爵。詐欺だ!w 怪獣男爵は元々は天才生理学者で、謎の原人に脳を移植した知性と怪力を併せ持つ怪人。という設定はすでに宇宙の彼方に吹っ飛んでおり、ひたすら怪力と身体能力と野生のカンで突き進んでいきます。ううむw 金田一さんは今回最初からアクティブで酔っ払いのフリをして敵のアジトに侵入したり、捕まって袋詰めされて海に捨てられたりと少年主人公を食う大活躍です。ううむw

2014/04/02

みみずく

「怪獣男爵」シリーズ第三弾。お金持ちの玉虫老人の孫小夜子がイタリアから帰国する。彼女を証明するのは指紋が刻まれた黄金の燭台だけ。ただの金メッキの燭台を何故か狙う怪獣男爵。もちろん怪獣男爵のお宝探知能力は衰えておらず燭台にも秘密があったことがわかる。他にも孫の小夜子を狙いすり替えを企むものなど様々な悪者が登場する。 怪獣男爵は手下を増やしていたが、結局頼りは音丸だけだった。やはり恐ろしさだけでは手下の忠誠は得られないようだ。

2013/11/14

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