青い宇宙の冒険 (角川文庫 緑 308-12)
青い宇宙の冒険 (角川文庫 緑 308-12) / 感想・レビュー
新田新一
ジュブナイルSFの名作。ある住宅地の地下から怪しい音が聞こえるようになります。不審に思った少年や彼のクラスメート、先生たちが音の源を突き止めようとすると……。壮大なスケールで描かれたSFで、読みだしたらやめられない面白さ。特に前半の雲をつかむような不思議な事件の連続には異様な迫力を感じました。後半では、主人公たちがこの宇宙全体の命運を握ることになります。大宇宙に広がるいくつもの銀河の描写は真に迫っており、美しいです。人間の強い意志があれば、宇宙全体の運命を変えられるという作者の描き方に深く共感しました。
2024/09/14
森博嗣作品が好き
深遠で素晴らしいSF作品!! ジュヴナイルと思えないほど物理学&天文学の真理?!を表現していることが凄い!!それでいて少年少女向けだから判り易いということも凄い!! 今から40年以上も前の作品なのに色褪せていないことも素晴らしい!! もの凄い内容が 表紙で理解出来ちゃうことも素晴らしい!
2015/07/20
深海魚
ジュブナイルSFながら、先が気になって一気に読める。謎の提示の仕方や話のスケールの大きさなどなど、小松左京の良いところが詰まっていて楽しい。こういう絶版になって久しい古い本も、電子書籍のおかげで手軽に読めてありがたい。
2019/08/18
タケミチ
長篇ジュブナイルSF。SFとしてもジュブナイルとしても本道を行ってると思う。謎の怪音から端を発し、スケールがでかい程度では済まされないレベルのスケールまで飛躍していく。登場人物の会話なんかは古びているかもしれないけれど、ストーリーとしては古びていない。子どもの科学への興味を開いてくれるだろう、良いジュブナイルSF。大人が読んでも面白い。
2017/10/04
がっちゃん
宇宙を救う、意志の力。人を動かす、意志の力。初版は昭和51年、ひゃー。
2017/05/27
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