神への長い道 (角川文庫)
神への長い道 (角川文庫) / 感想・レビュー
とも
★★★★★かれこれ30年ぶりに読んだ。結局その当時と感受性は対して変わっていないのか、同じように楽しめた。SFとしては最高傑作。サイエンス、フィクション&ファンタジー、すべてが盛り込まれた科学色豊かな小松左京の代表作というよりは、日本を代表するSFの一冊。
吉田 光貴
特に表題作には普遍的な魅力が詰まっていて、現在読んでも違和感なく楽しめる。SF作品だからなのかも知れないけどちょっと感動した。
2017/03/06
しんこい
再読。すべてに退屈したような人類の次なるステップはどうなるのかという表題作の構想は相変わらず雄大。初読、時星殺しにとまどった記憶がよみがえりました。
2017/02/20
東森久利斗
未来への長い道、夢は果てしなく。混沌とした行く末の見えない未来、未開のフロンティアを彷徨う異郷の旅人。創造、模索、試行錯誤、見えないものを見える形にして伝える装置、未来への扉を開く伝道の書。人間の本質、ホモサピエンスへの拘り、ホモサピエンスと地球の未来への期待、不安。「飢えた宇宙」がベスト。
2024/11/15
深海魚
表題作は、結局こういう壮大で深遠な宇宙SFが好きだなぁと思わされる傑作。最近はもうこういったSFはほとんど書かれないが、何十年も前にこんな作品が書かれたのなら必要ないのかもしれない。その他「飢えた宇宙」「星殺し」なども面白い。掌編「宇宙に嫁ぐ」の荒涼とした光景になぜか安らぎのようなものを覚えた。
2023/11/23
感想・レビューをもっと見る