透明受胎 (角川文庫)
透明受胎 (角川文庫) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
医学ミステリかな?と思て買うたら、SFミステリやった。あんまりトンデモな出来事が描かれると読む気がなくなってしまう気質なので、少し警戒モードで読み進める(苦笑)心理学的には、それアリじゃないの?的な現象も混ぜ込んであるので、意外とトンデモな部分も気にせずに読めた!バージン・バース、不老、早老等、なかなか興味深い。ただ、戦時中の実験やら訓練がどうのこうのっていうのはありがちな理由づけかも。でも、そういう症状に悩む当事者たちの気持ちや避けられない問題等の描写はリアリティがあって、いろいろ考えさせられた。
2024/10/09
東森久利斗
娯楽小説の巨匠佐野洋の初体験としては、明らかに本流から外れている本書は、叔父の遺してくれたものとは言え、自称読書のスペシャリスト(笑)として、お手付きに似た恥ずかしさを感じずにはいられない。やはり、無難に「華麗なる醜聞」、「一本の鉛」あたりからはいるべきだったと反省。決して面白くないという訳ではないのだが、ただ、やっぱりねえ…
2018/06/01
国重
昭和四十年の発表ということで、国産の長編SFとしてはかなり初期の物。わるくはないがオチはやや強引な印象
2015/12/30
kanamori
☆☆☆
2010/10/09
こぎん
1984.12.10読了
2014/11/12
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