ひとり芝居 (角川文庫 緑 312-16)
ひとり芝居 (角川文庫 緑 312-16) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
付き合うてる女が妊娠し「中絶させなければ」と考えながら乗っていた夜行列車に、典型的なお忍びカップルが乗り合わせる。先の男は、カメラで2人の様子を撮影。中絶費用を捻出するため、彼らを恐喝することに。省庁の役人であった相手の男は賢く、友人である弁護士に全てを打ち明け、妻にも警察にも知られない解決方法がないかと相談する。脅す側、脅される側の知恵比べ。そこへ、事情を知らない人間の勘違い、思い込み要素が注入され、事件は予期せぬ方向へ…。ラストで悪者になってしもた人物、この予期せぬ展開の被害者と言えるかも。
2022/12/09
鉄人28号
☆☆ 3回目読了。1回目はS62.7.27。2回目はH元.2.16。
2024/04/25
kanamori
☆☆★
2010/10/09
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