魚は水に女は家に (角川文庫 緑 314-13)
魚は水に女は家に (角川文庫 緑 314-13) / 感想・レビュー
優希
面白かったです。ちょっと昔の香りはありましたが。舅・姑・小姑と共に過ごした時間は波風立てず、夫との生活が始まれば余生を楽しもうと自立すべく立ちまわる舟子さん。専業主婦であることも大変ですし、いざ自由になればその後をどうすべきか考えていくのもまた大変なことなのですね。夫が仕事に絡められているならば余計に。女性は家にいるだけが必要条件ではないと言いたいのではないでしょうか。共働きが当たり前になりつつ今とは少し違う時代なので、わかる人はわかるという印象です。
2018/05/24
優希
昭和の香り漂う物語でした。舅、姑、小姑のいる大家族に嫁いだ舟子さん。波風立てず、一見穏やかな生活のように見えました、親子夫婦だけの生活が始まれば、楽しく生活するために夫を啓蒙したくなるのはわかる人はわかるのだろうなと思います。自立への出立の物語とも言えますね。面白かったです。
2022/03/16
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