田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫 た 5-24)
田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫 た 5-24) / 感想・レビュー
優希
百人一首の魅力をとことん堪能できる1冊でした。現代に通いる感慨をすくいだし、そのたおやかさの本質を感じます。古典にも強いおせいさんだからこその味方で紐解く百人一首のドラマに引き込まれました。
2018/05/31
takaC
これはこれで外せない一冊だな。歌の説明は少なく詠み人の説明がメイン。俵万智ですら暗記していないという全首丸暗記をしている自分でも詠み人は30首ほどしか覚えていないのだが、この本を何回か読めば100人覚えられるかもしれないな。
2014/03/06
アマニョッキ
中学生のころいつもこの本を鞄に入れていました。わたしを百人一首好きにしてくれたのは織田正吉先生の「絢爛たる暗号」とこの作品です。田辺聖子さん本当にありがとうございました。今ごろはきっと大好きなスヌーピーに囲まれて、おせいさんスマイルをふりまいてあることでしょう。
2019/06/10
aika
いつの世も変わらない恋や老い、愛する人と別離の苦悩など、百歌それぞれの人生模様が面白いです。気持ちや情景が絵のように浮かんでくるすごく魅力的な大和言葉で彩られた歌たちに、親しみを感じられました。選者の藤原定家と式子内親王の慕情など、歌詠みの生涯の解説も楽しめました。18「住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ」68「心にも あらで うき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」77「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」など、好きな歌がいくつもできました。
2018/07/09
Syo
めちゃオモロイ。 織田正吉の話も紹介してくれて。 それぞれの歌の的確な評価も してくれて。 珍しく、何度も読みたい本。
2019/02/15
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