炎の武士 (角川文庫 い 8-14)
炎の武士 (角川文庫 い 8-14) / 感想・レビュー
R
池波先生の歴史小説短編集。表題作が鳥居強右衛門を扱っているのだが、講談の話を歴史小説として読みやすくくだしていてすごくよかった。実験的な作品ともいえる、土方を扱った作品の評価が高く、先生のキャリアのターニングポイントともいえるものだったようでそちらも面白く読めた。いずれも歴史小説でありながら、主人公という人間を描くことが主眼となっているのがよくて、原田左之助を扱ったものも、馬賊説をとっているんだが、その当たり前さとか信じられる展開と描き方が見事で、凄く面白く読めた。
2023/07/15
ゆきまる
いつもの池波正太郎の短編作品4編。持ち歩きにぴったり!
2019/06/03
hatman
短編4作。長篠城に立てこもった奥平信昌配下の鳥居強右衛門の男気。土方歳三の色恋。間宮林蔵の生き方。原田左之助の勘違いからの人生。()書きで心のうちを言わる著者独特の技法と、早いストーリー展開で読みやすい。
2017/02/05
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