死神の座 (角川文庫 緑 338-8)
死神の座 (角川文庫 緑 338-8) / 感想・レビュー
kagetrasama-aoi(葵・橘)
高木彬光作品、登録十七作目。名探偵神津恭介シリーズ、長編の第十作目。昭和三十二年に書かれたもの。舞台は軽井沢。皇太子殿下(現在の上皇さま)の話題があり、当時の雰囲気がしのばれます。内容はこれぞ推理小説!って感じです。解説は小泉喜美子女史。「名探偵の推理はあくまで完璧であり、死体は大邸宅にころがり、容疑者はすべて疑わしく、警察は右往左往すればよい。」顔の無い死体あり、暗号あり、美しい大富豪の令嬢をめぐる複数の求婚者あり!面白かったです。因みに、神津恭介は三十代後半、東大医学部法医学教室の助教授です。
2020/02/18
T
再読だが内容覚えてなかった。高木彬光版・占星術殺人事件?(初出はもちろんこっちが先だが) 劇中で様々な本格的ギミックが登場しつつも、どれも活かしきれずに終わってしまい後半の盛り上がりに欠けた感もあるが、犯人も意外で普通に楽しめました。 インテリなのはデビュー作で承知してましたが経営学や音楽・将棋等の造詣も深く、高木氏も神津恭介張りの天才ですな。 本編と関係ないけど解説の本格談義も素晴らしかった。
2019/08/04
もぐもぐチョビたん
神津恭介シリーズ(=^ェ^=)松下くんは前半休み。悪天候が雰囲気を盛り上げるね。松下が活躍していて嬉しいかぎり(^O^)登場人物たちが秘密主義ばっかりで神津先生グッタリ。
2015/10/23
あや
読んだ神津シリーズはこれで3作目だけれど、やっと神津先生が出ずっぱりで嬉しかった。現代だったら星座占いなんかは主流だけど、この作品の時代では星座なんか知らない女の人がいるから、今のとのギャップを感じた。
2015/07/06
二分五厘
1985.11.18
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